突然ですが・・これ、シクラメンの名前です。
原種系シクラメンの名前です。調べましたら、他にも、ヘデリフォリウム、コウムアルバ
などたくさんの種類があります。シクラメンは、ドイツなどでは「アルプスのスミレ」などと
呼ばれたりするそうですが、日本でも、花の形から「カガリビバナ」(牧野富太郎命名)とも
呼ばれているようです。また、その昔、ヨーロッパで豚が、この球根を食べていたことから
名づけられた名前を日本読みして「ブタノマンジュウ」などと呼ばれ、あまりきれいな名前
ではありませんね。 しかし、球根の形を見ると、何となくそのような感じでもあります。
前置きが長くなりましたが、先の金曜日(9/16)に、園芸友の会例会があり、講師先生から
会員みんなにその珍しい球根をいただいたのでした。それが、ネアポリタナムという種で、
トルコなどの地方に多いそうですが、原種系のシクラメンです。
写真を、ご覧いただきますと、何やら「ブタノマンジュウ」みたいですけれども、私は二つ
いただきまして、帰宅後、秤で計ってみましたら、400~450g/個ありました。
ネアポリタナムの球根(例会場で) いただいた2個
シクラメンは、普段は園芸種が普通で、クリスマスから年末にかけてポインセチアなどと
共に花屋さんの店先にずらっと並びますね。シクラメン(園芸種)の大きな鉢は、それこそ
迫力があって、美と力をみなぎらせています。 また、最近では、原種系に近い「ガーデン
シクラメン」が、出回っています。小振りですが寒さに強く地植などしたりして楽しまれて
います。
昨日、早速これら2つを植えました。 6号鉢くらいに、それぞれ、半分くらい土中に沈めた
感じで、特にこれといった注意事項もなく すぐに終わりました。 先生のお話では、2~3か
月もすれば、小さな花が出て来て、花が終ってから葉が出て来るそうです。楽しみが一つ増え
ました。 園芸種の夏越しは難しいですが、こちらの方は、原種だけあって夏越しも強く丈夫
なのだそうです。
無事に花が咲きましたら、このブログでご報告させていただくつもりです。ご期待ください。
ネットを検索していましたら、球根販売サイトに、このネアポリタナムのことが出ていました。
『手のひらサイズ(球周40cm)の大きな球根を裸球でお届けします。ネアポリタナムは可憐な
原種シクラメンのひとつで、和名はアキザキシクラメン。晩秋頃から開花し始めます。淡桃色
の芳香小輪花です。葉は変化しやすく、三角~ハート型になります。園芸品種に比べて花や葉が
小ぶりで、とても可憐な印象です。耐寒性が高く、マイナス15度前後まで耐えます。鉢植えの
シクラメンよりも栽培しやすく、ロックガーデン、小庭園の植栽や寄せ植えなどにご利用くだ
さい。タイプは、サクラソウ科の耐寒性宿根草 』
シクラメン・・といえば、小椋佳の「シクラメンのかほり」(1975年)が有名ですね。
もともと、シクラメンには香りは無いようですが、この歌のお蔭で、シクラメン生産者や
育種家の間では、香りの出るシクラメンの育成が試みられてきましたが、いずれも失敗に終わ
ってきましたが、それから20年後の1996年(平成8年)になって、ようやくバイオテクノロジーに
よって、栽培種と芳香を有する野生種との交雑により、念願のシクラメンが世界で初めて成功
した(埼玉県農林総合研究センター園芸支所)とありました。最近では、異種間交配種として
いくつか存在するようです。 その後、花や株は一般の園芸種のように大きな、いわゆる
「芳香シクラメン」が誕生することとなり、従来の園芸種とは全く違うバラとヒアシンスを
合わせたような香気を持つ栽培用シクラメンが一般に流通するようになったのだそうです。
ま、このような世界もあるのですね。
園芸友の会 例会では、講師先生のお話の他、私を含めて数人から、資料により、先日の
箱根旅行(箱根湿生花園ほか)時の、花たちについて発表し、由来やそれらの花の話題に花が
咲きました。
例会終了後、すぐ前の、日比谷公園では、「オクトーバフェストin日比谷」が行われていま
した。9/8~16ということですから、ちょうど最終日だったようですけれども、生憎の天候
不安定で、この時も時折 小雨が降ったりして、ずいぶん広い範囲に客席が設けられていましたが、
お客は殆ど見当たりませんでした。今年で3回目だそうです。
オクトーバフェストin日比谷´16
「オクトーバフェスト」は、もともと、1810年にドイツミュンヘンで始まったビールのお祭り
だそうで、世界最大規模の祭りとうたわれていて、毎年600万人を超える人出で賑わうとか。
座席数も10万席が用意されるという規模だそうです。 最近では、日本各地でこのお祭りが
催されているそうで、春5月頃にも「オクトーバフェスト~spring」として開催されているよう
です。
わたしも、大勢の人と同じように、ビールを注文することなく会場を歩いて、周辺をパチリ
としただけでした。
大手町方向 プレスセンター(左から3つ目の低いビル)
帝国ホテル(右端のビル)