蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

鉄道写真展’20  (bon)

2020-11-03 | 日々雑感、散策、旅行

      大阪都構想は実現しないことが決まりました。市民にとっては、大阪市が
      なくなるとどのような暮らしになるか想像できなかったのでしょうね。
      現状でも、いわゆる二重行政部分は、今後解消してゆくべきでしょうね。

 

 一昨日の日曜日は、新宿で開催されている写真展『鉄道のある情景』(11/1~
6)
に出かけました。

 JR新宿南口(15時半頃)       甲州街道を望む


 京都大学鉄道研究会写真展で、今年第16回とありました。 副題に「くらしの
中の鉄道を再発見する写真旅行」とあり、単に機関車や電車などの写真展ではなく、
これらの交通機関と人々の生活、社会とのかかわりの中の鉄道の物語がそこに映
し出されてほのぼのと心温まる作品ばかりでした。

    会場入り口             


 友人Yu氏のご招待で、ここ数年お邪魔していますが、今年はご案内ハガキに
Yu氏の作品『あずさ号走り来る山麓の春』が掲載されワクワクしていましたが、
会場で原版写真を拝見し、その構図、色合いの深み、八ヶ岳遠望、村々そして白
い12両編成の直線 あずさ号は、さすがに詩情あふれる景観を呈していました。

 この1枚の作品を完成させるには、先ず、その意図する狙いを描き、そのための
随所の工夫と現実的な気象条件などの環境にも左右され、果たしてこのように満足
のゆく作品が得られるのですね、 会場では、作者のYu氏がおられ、この辺りの
ご苦労話と共に観賞できたのでした。

             会場のようす
        

 会場には、30数点の作品が展示されていて、いずれも素晴らしい作品ばかりで
したが、そのうちいくつかにはぐっと惹かれる光景がありました。

 晩秋の阿賀野川と「SLばんえつ号」と題した、磐越西線を重厚で力強く頑張っ
て、荷物や人々それぞれの目的を運んでゆく姿がそこにあり、また、神名月 と題
する山陰本線の日本海に沈みかける夕日の海に走る光と、山間を走るディーゼル?
らしい2つのライトを照らしながら暗闇を向ってくる列車・・そのコントラストと
一瞬のチャンスをとらえた光景も見事でした。 東京地下鉄丸ノ内線を走る茗荷谷
付近での新旧車両のすれ違い瞬間をとらえた時事的な作品やスイス、ドイツなどの
外国の情景もありました。

 Yu氏とは、このところの新型コロナ禍で、久しぶりの再会でしたが、各作品の
解説をしていただいたほか、しばしよもやま話に興じ懐かしい思いのうちに会場
を後にしました。
 ありがとうございました。

 

詩人の魂 ジャクリーヌ・フランソワ

 

 

 

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