蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

板混定期演奏会 ‘21 (bon)

2021-07-11 | 日々雑感、散策、旅行

 久しぶりに公共の場に参加しました。 少なくとも今年に入ってからは初めてです。
新型コロナは、ことごとく行動を制限し身体的フレイルを進行させるとともに精神
的にも重ぐるしい気圧を押し付けている感じがしています。

 そんな日々にあって、昨日(7/10土)は、板橋区混声合唱団 第42回定期演奏会
に行ってきました。 梅雨の晴れ間というのか、九州では大雨特別警報が発出され
ているというのに、関東のお昼はじりじりと太陽が照り付け、34℃を超えたそうです。

 板混は、昨年はコロナ禍で演奏会はありませんでしたから、一昨年のクリスマス
コンサート以来となります。 昨年は、コンサートをどうするか、それより練習が
ままならない・・などの声も聴かれ団員の方々、関係者の皆さんのご心配も大変だ
ったこととお察しします。

        

 昨日の定期演奏会は、入場者数を例年の半分とし、全席1人置きの指定席とされ
ていました。 また、演奏終了後のホール出口での団員の皆様とのお別れ挨拶会も
密を避けるため実施しないという前触れでした。

 そんな状況の中のコンサート、ステージに椅子が横向いて並べられていました。
それぞれが広い間隔で、そしていよいよ団員の方々の入場です。いつもより、少な
い人数でステージいっぱいに広がって間隔をあけ、皆さんマスクを着けたままの姿
でした。

      椅子が間隔をあけて並べられているステージ 
      
  

 開演に先立って、指揮者のT氏もマスク姿のご挨拶の中で、昨年新型コロナで休止
せざるを得なかった団員の皆さんの思いや、それを克服して新しい形の練習、そし
て演奏会への工夫など、今日にいたる計画や苦労を乗り越えて、コロナに負けない
心の結びつきを求めた所以であるなど、一端が述べられていました。

 演奏が始まると、いつもの明るい軽やかな板橋区愛唱歌『愛するふるさと』の元
気な歌声がホールに広がりました。

        

 プログラムは、『愛するふるさと』で始まり、友好関係にあるイタリアに因んで
『イタリア歌めぐり』(サンタ・ルチア、女心の歌、帰れソレントへ、わが太陽よ、
フニクリ・フニクラ)、続いて、創立40周年記念曲『木に寄せる5つの歌』より第2
曲『木』、そして、東日本大震災10年を祈念して『花は咲く』と『翼をください』、
最後に福島県南相馬市立小高小学校作による『群青』が演奏されました。

         

 お馴染みの曲がたくさんあり、身近に、そして懐かしい思いと美しいハーモニー
にしばし日常を忘れ、おそらくホールが一体となっていたことでしょう。

 プログラムが進むうち、今回は途中の休憩や皆で歌おうは省略され、ここにもコ
ロナ配慮が忍ばせられて、『花は咲く』は女声で、『翼をください』は男声でとい
うバリエーションが取り入れられるなど、工夫の中で進行された演奏会の努力の跡が、
皆さんのマスクを通した歌声に混じって客席の皆さんのこころに届けられたように
感じました。 マスクを通した歌声も素晴らしい響きで音量も十分でした。

 例年に比べて演奏時間が短く組まれていて、“早や、もうおわり?”という感じは
否めず、いつまでも鳴りやまない会場の拍手はそれを物語っていたようでした。

 感染などの問題が生じた場合のために、座席番号、氏名、連絡先を記入したカード
を提出してホールを後にしました。 ありがとうございました。

 

 

手持ちカメラで、動画を撮りましたので、おなじみの2曲をアップしました。

板橋混声合唱団定期演奏会2021サンタルチア

 

板橋混声合唱団定期演奏会2021フニクリフニクラ

 

 

 

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