蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

テレワークについて  (bon)

2021-07-21 | 健康、医療

 オリンピックを直前に控えて再び新型コロナ新規感染者が急増しています。第5波
の様相を呈しており新規感染者の大部分が50歳以下の働き盛りの人たちで締めて
いるという。 高齢者はコロナワクチン接種の浸透が効果を示していると見られ、
これから接種を控えた働き盛りの人達の割合が増加しているとみられます。

 先ずは人流を減少させることが重要であることから、その一つとして「テレワー
ク」を再度取り上げてみました。 当ブログの昨年 2020.6.24の記事「テレワーク」
にそのサワリを述べていますが、これら活動世代の人達の「ニューノーマル」として、
今一度テレワークを見直し、情報伝達・取得に係るインフラが整備されている今日、
コロナ対策としてだけでなく、今後の新しいライフスタイルとしてさらに一歩進め
た利用形態を見出し、常態化して行くことができればよいのではないかと思ってい
ます。

           (ネット画像より)

 テレワークは、家庭などの離れた場所で、会社のサーバ等に接続されたパソコン
(等)により種々の業務をこなしたり、会社や家庭にいる社員同士の映像会議(オ
ンライン会議)などを指しています。この形態は、会社だけでなく大学などのオン
ライン講義なども含んだ業務(学習)形態を指しています。

 私自身は、これらの環境から離れて久しいし、最近の業務の進め方なども知る由
もありませんから、実態を推測するしかなく、すでにはるかに進んでいるかもしれ
ませんが、思いを少し述べてみたいと思いました。

 何が言いたいかといえば、テレワークをパソコンやインターネットを活用した業
務処理や資料作成、会議などの直接業務だけでなく、会社で仕事をしていたように、
おしゃべりをしたり情報交換をしたり愚痴ったり、質問・問い合わせなど何気ない
コミュニケーションも気軽に行えるようなインフラ(アプリ)を構築しておきたい
というのです。
 これらのデスクサイドのちょっとしたコミュニケーションによって、情報共有、
問題共有が図られるとともに、社員のストレス解消にも役立つとも考えられるのです。

       (ネット画像より)

 具体的には、仲間内の会議アプリや業務プロジェクトごとのグループ会議アプリ
など様々な共用場所の構築(設定)、さらにはよりオープンな場所などが構築され、
それらが自由に使いこなせるような習慣ができることをイメージしています。
 これらが機能するためには、ある程度活性化するための工夫が必要かと思いますが、
これが機能すれば、単なる情報交換・取得・提供だけでなく、自らは気が付かなかっ
た新しい情報が認識できたり、他人の考え、意見などを取り入れる機会にもなり、
新しい「気づき」のきっかけが醸成できるのではないかと思うのです。
 場合によっては、会社の広報版や各部署のライブカメラなども見ることができる
ようになっていればいいかもしれません。 パソコンだけでなく、スマホやタブレ
ットなども自由に使えるとモバイルも可能となります。

 大学などのオンライン講義だけでなく、上で述べたような種々のアプリを構築し、
それらがどんどん発展して行くならば人格形成の一助にもなりうるかもしれません。

        (ネット画像より)

 子供のころに、「なぜ、人は毎日会社に行くのだろうか? 毎日毎日多くの人たち
が会社に行って、いったい何をしているのだろうか?」愚にもつかない疑問ですが、
本気でそんなことを思ったことがあります。 会社では、直接的には自分の仕事を
こなすことですが、人との接触による考え方や、捉え方、ある人の生き方を見たり、
問題の把握、共有による自己の認識の確立など仕事に関連した日常の触れ合いの中
から新しい知識や判断基準などを学び、自己研鑽して行くことにつながっているの
でしょう。業務を遂行して行く中で自らが成長して行く・・。

            

 こんなことを思いながら、(社)日本テレワーク協会のHPを繰ってみました。
私が思っているようなことがキチっと整理され、新しい時代のテレワークの紹介、と
導入促進を図っている・・私の期待に応えてくれると期待して、ページを見ましたが、
そのような内容の項目は皆無でした。テレワークの解説記事は、どこかの講演資料
と思われる記事が長々と記されていたり、導入促進ページもソリューションとして
記されているのは、システムツール提供企業のオンパレードで、各社の営業トーク
が並んでいるだけで、テレワークを導入することによる社員(学生)等のストレス
に関する記述や、会社(学校)における社員(学生)の成長に寄与する、問題の共
有の仕方、解決に向けた方策等コミュニケーション機会の確保・増大等に対するテ
レワーク周辺の重要な人間要素の維持・拡大に関する記述は見つけることはできま
せんでした。

        (ネット画像より)

 時代が進み、テレワークをニューノーマルとする(なる)ための研究や取り組み
の片鱗すら見えなかったのです。 HPでは新しい時代の流れにたまたま適応したシ
ステムを並べているにすぎないと思いました。

 人は、会社や学校に通ってきて、そこで仕事をこなし、新しい方針や企画を生み
出し、問題解決を図りながら周囲と共に自己成長して行く・・そのような本質的な
重要事項を見つけられなかったのは残念でなりません。

              

 何やら愚痴っぽい内容となってしまいましたが、単にそこにシステムがあるから
それを使えばよい‥というのではなく、この機会に本気でニューノーマルを構築し
てはどうか?と思ったのです。

 

 

マドンナの宝石 - ヴォルフ・フェラーリ【名曲・クラシック音楽】

 

 

 

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