オリンピックも1週間が過ぎました。熱戦が続いています。 一方では、「緊急」には
慣れっこで、「楽観バイアス」などと呼ばれて感染者は急増しています。
それにしても、このオリンピックの数々の競技会場の運営に当たっている人たちは大変な
思いをされているかもしれません。競技の進行、選手たちの案内やトラブル処理、環境維持、
監視・整理などなど計り知れない裏方を務められている人たちの苦労はいかばかりか。
そんなことをチラッと思いながら、もっぱらテレビ観戦で楽しませてもらっています。柔道、
競泳、体操などはもちろん ラグビー7人制、自転車BMXレーシング、バスケットボール3×3
など始めてみる競技や 自転車クロスカントリー、トランポリン、アーチェリーなど久しぶり
に見る競技もそれぞれに楽しんでいます。 陸上、フィールドが始まりました。
いま、ベランダにはムクゲの花がたくさん咲いています。 昨年は、これほど
たくさん花はありませんでしたが、土替えをした成果が顕著に表れているのでしょ
うか。 もう20年近くもここにいますが毎年暑いベランダで律義に花を咲かせて
くれています。 樹高は2mくらいまで大きくなるようですが、ベランダのは鉢植え
ですから80㎝くらいしかありません。
ムクゲは、漢字で木槿、学名を Hibiscus syriacus というそうで、ハイビスカス
の文字がありますから、同じ仲間で花の形もやや似ているのですね。アオイ科フヨ
ウ属の落葉樹、中国の原産でその品種はたくさんあるようです。夏の茶花としても
珍重がられているそうです。
下の写真のは、どの品種なのかわかりませんが、「レッドハート」あるいは「日
の丸」に似ているように思います。
ムクゲ アップしました
また、この花を詠んだ一節があります。
白楽天の詩に「松樹千年終是朽 槿花一日自為栄」(松の木は千年の齢を保つが
いずれは朽ち、ムクゲの花は一日の命だがその生を大いに全うする)とあり、人生
は結局夢幻のもの、従って長寿を喜ぶこと無く、短命も悲しむこと無く、それぞれ
の人生を充実させるべきことを詠んでいるのです。つまりは、寿命の長短は自然に
任せ、悔いのないように生きようということなんですね。
サルスベリ
もう一つ、こちらも夏の花で、サルスベリです。最近は街路樹として多く用い
られているようですが、こちらのは、盆栽仕立ての矮性種です。
手入れもしていないので、樹形は悪く花数も少ないですが、花の色は深い赤色な
んですね。かってはこのベランダに、普通のサルスベリのピンク、白の2本があり
ましたが、いつの程にかなくなってしまいました。
毎年冬に入る頃、枝という枝を根元から切って幹の先を握りこぶしのように丸く
してしまいます。 春には、その握りこぶしから新芽が出て枝が伸びその先に花を
付けるのです。
夏から秋まで約100日間花を咲かせるところから「百日紅」の文字が与えられて
います。
夏の日の恋 パーシー・フェイス A Summer Place Percy Faith