群馬大学病院と東洋ゴム いろんな事件が次々と起こり胸が痛くなりますが、この群馬大学
病院と東洋ゴム工業の事件は、共に、組織のあり方というか、組織内でのチェックが全く機能
していない点で、個人犯罪(ミス)よりもさらに罪深いのではないかと思います。この2例を同列
に並べるのもどうかと思いますが、個人ミスの発覚が手遅れになること自体、その集団の意識・
良心のあり方が問われる事柄であるのに、さらにその外側にある組織の管理体制とその意識
がもはや朽ちているかのような結果を呈しています。群馬病院長は、半年以上も過ぎて、当該
医師の適格性に問題アリ、などと発言していることにも問題を禁じ得ませんが、そのご本人が、
学長への道が開かれていたとは・・。ゴムの方も、発覚後1年近くの間に、基準以下の免震材が
多くのビルに使用されているのが放置さ れていたのでした。
昨日、3月18日は 浅草観音様のお祭りだったのです。
浅草では、三社祭が有名で、こちらは5月(15~17)で、昨年、同窓会で浅草寺に行ったときに、この浅草神社にも
お参りしました。
で、浅草観音祭り というのは、正しくは、“本尊示現会(ほんぞんじげんえ)” といい、その昔、推古天皇36年
(628年)のこの日に、ご本尊である聖観音菩薩(1寸8分)が宮戸川(隅田川)よりご示現された(漁師の網に
かかって引き上げられた)浅草寺開創を祝う聖日のことなんですね。 この日は、寺伝に「観音さまのご示現を祝して
金の龍が天より舞い降りた」 とあることにちなんで、「金龍の舞」が奉演されるのです。
この浅草は、もともと、広漠とした武蔵野の一隅の名もない漁村であったところに、示現された観音様が
お祀りされて以来、観音信徒が増えて 次第に栄えるようになったそうです。平安初期には、慈覚大師が来山して
寺威が高まり、鎌倉時代は将軍の帰依が厚く、江戸時代には、天海僧正の進言で幕府の祈願所となったと
伝えられています。
浅草寺は、天台宗に属した 金竜山 と号し、坂東三十三所の第十三番札所でありますが、浅草寺の名は、
地名なんですね。 観音祭りでは、金竜の舞が奉納されるのですが、舞に使われる竜の長さは15m、
重さ80kgもあり、若い衆がそろいの法被姿で威勢よく踊りまくるのですね。
金龍の舞
(浅草観光連名HPより)
そして、浅草三社祭は、ご本尊観音様を、水中から引き揚げた 檜前(ひのくま)浜成、竹成の兄弟と土師直中知
(はじのあたいなかとも)の三人をお祀りした神社のお祭りなんですね。 社殿は、1650年頃、徳川家光が
建立したとあります。 この三社祭の方が、今日では有名で賑やかですね。
また、平成15年から、浅草観音裏小松橋通りで江戸開府四百年を記念して “浅草一葉桜まつり” が、
毎年4月第2土曜日(今年は11日)に華々しく開催されています。 台東区の観光HPには、“地元の人による児童・
園児によるパレードで始まり、特設ステージでの 「浅草花やしき少女歌劇団」 によるショーや「和太鼓」の演奏が
行われます。 お祭りの目玉は花魁が練り歩く「おいらん道中」で華やかな歴史絵巻を演出しています。”
とあります。
金龍の舞(3月18日)
三社祭(5月15~17日)
一葉桜まつり(4月11日)
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