まだ夏には少し間がありますが、先日(5/29~6/1)の蓼科農園 “大合宿”では、毎朝、
K邸の庭の、透き通る空気と緑の風に乗って、降るようなセミの声で1日が始まります・・。
これまで、何年もこの時期を迎えているはずなのに、なぜか 今年は素晴らしい印象を覚えたのでした。
なぁ~んだ、セミか! ですが、この際、ネット記事をちょっと深堀してみましたので、
まとめてアップさせていただきました。
K邸で感動したセミは、ヒグラシの種類で、恐らく“ハルゼミ”か“エゾハルゼミ”ではないかと推測されます。
その声をお楽しみください。(記事末尾)
セミ(蟬・蝉)は、カメムシ目(半翅目)・頸吻亜目・セミ上科(Cicadoidea)に分類される昆虫の
総称。「鳴く昆虫」の一つとあります。
セミ悪科に30ほどの種があるそうですが、ネット「生き物図鑑」より、良く知られる代表的な
セミを以下に引用しました。
エゾハルゼミ ヒグラシ アブラゼミ ツクツクボウシ
5~7月 7~9月 7~10月 7~11月
38~43㎝ 38~43㎝ 56~60㎝ 43~46㎝
ミンミンゼミ クマゼミ ニイニイゼミ コエゾゼミ
7~10月 7~9月 6~9月 7~8月
56~63㎝ 60~65㎝ 32~40㎝ 50~55㎝
チッチゼミ ハルゼミ
7~10月 4~6月
27~32㎝ 32~37㎝
また、ウイキペディアに、セミの詳しい分類がありましたので、少し割愛してここにアップしました。
セミにこんなに多くの種類があったなんて初めて知るところとなりました。
- ニイニイゼミ族 Platypleurini
- ニイニイゼミ属: ニイニイゼミ、クロイワニイニイ、ミヤコニイニイ、など
- ケナガニイニイ属: ケナガニイニイなど
- エゾゼミ族 Tibicenini
- エゾゼミ属: エゾゼミ、コエゾゼミ、キュウシュウエゾゼミなど
- クマゼミ属: クマゼミ、ヤエヤマクマゼミなど
- ハゴロモゼミ属 :ハゴロモゼミ
- アブラゼミ族 Polyneurini
- アブラゼミ属: アブラゼミ、リュウキュウアブラゼミ
- タイワンアブラゼミ属 : タイワンアブラゼミ
- ホソヒグラシ族 Cicadini
- ホソヒグラシ属: ホソヒグラシ、チョウセンホソヒグラシ
- ハルゼミ属 :ハルゼミ、エゾハルゼミ
- ヒメハルゼミ属 :ヒメハルゼミなど
- ヒグラシ属 :ヒグラシ、コヒグラシ、ソウザンヒグラシなど
- タイワンヒグラシ属: タイワンヒグラシ、テイオウゼミ、ワタナベヒグラシなど
- ミンミンゼミ族 Oncotympanini
- ミンミンゼミ属: ミンミンゼミ
- ツクツクボウシ族 Dundubiini
- ツクツクボウシ属: ツクツクボウシ、クロイワツクツク、オオシマゼミなど
- クサゼミ族 Moganniini
- ツマグロゼミ属: ツマグロゼミ
- クサゼミ属: クサゼミ、ルリクサゼミなど
・チッチゼミ族Cicadettini
- チッチゼミ属: チッチゼミ、オカモトチッチゼミなど
- クロイワゼミ族 Mudini
- クロイワゼミ属 :クロイワゼミ
ここで、“ハルゼミは、体長23-33mmほどで、オスの腹部が長い。マツ林にすむ。成虫はその名の通り4月中旬頃から入梅の頃までに発生する。ゆっくりと「ジーッ・ジーッ…」と鳴く。”とありました。
また、蝉といえば、文学や音楽などに出て来るのも思い出されます。
古くは源氏物語の「空蝉」、芭蕉の「閑さや 岩に染み入る 蝉の声」(この蝉はアブラゼミか?)、
藤沢周平の「蝉しぐれ」、最近デヴューした 福田こうへいの演歌「南部蝉しぐれ」など
この他、たくさんありますね・・。
u-tubeから、エゾハルゼミの声をアップしました。
ワタナベヒグラシ とか オカモトチッチゼミ などの
名前の付いたセミがいました。
恐らく、発見者の名前なのでしょう。
名前の中には、多く発見した地名が付されていたりします。