蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

目がかたい  (bon)

2015-05-25 | 日々雑感、散策、旅行

 フッと、子供の頃に聞いたような感じの言葉が頭をよぎりました。

子どもが、夜になってもなかなか眠くならない状態のことをいうのです。

“今日は、ぼくちゃん めェかたいね~”  そんな感じですね。

 

 方言なんでしょうけど、どこの方言でしょうか? そして、なぜ、“かたい” というので
しょうか?
 どうでもいいことなんですが、ちょっと気になりましたので、調べてみました。

 

 京都、但馬地方の方言のようですね。 こちらには、他に “ほたえる”(ふざける)、“わや
(台無し)などの懐かしい言葉もありました。 
で、この 目がかたい というのは、岐阜、鳥取、香川、長崎、大分あたりの方言でもある
そうです。 結構広い範囲で言われているのですね。

            おめめ
             (ネット画像より拝借しました。)

 

 また、この “かたい” とは、どのような意味から来ているのでしょうか? 

 “かたい” には、堅い、固い、硬いと3通りの漢字が該当します。YAHOO知恵袋に、次の
ように記述されていました。

『 “堅い” は、“もろい” の反対語で、“カタい” の内容は “内部までしっかりと詰まっ
ていて強い様子“。 例としては、「志が堅い」「身持ちが堅い」「堅い材質の机」「手堅い
守備」「義理に堅い男」「堅い儲け話」などの使い方が挙げられます。 関連した表現には、
「堅実」「堅牢」「堅固」「堅持」などがあります。


 “硬い” は、“軟らかい” の反対語です。「硬式テニス⇔軟式テニス」「硬水⇔軟水」
「硬化⇔軟化」の「硬」です。ですから、“カタい” とはいっても、“軟らかいのとは正反対
のカタい様子” を表現する場合に使われる、といったほうが理解が早いかも知れません。

 「態度が急に硬くなる」(「硬化⇔軟化」)「硬い表現」(⇔「軟らかい表現」)「硬い
骨」(⇔「軟骨」)「硬い土質」(⇔「軟らかい土質」)「硬球」(⇔「軟球」)さらには
「硬派」(⇔「軟派」)などが代表的な使い方の例として挙げられます。


 “固い” は、なかでももっとも多く使われています。 反対語は “ゆるい” が妥当でし
ょう。 
これは「固い決意」「固い守り」(「固守」)「固い信念」「固く持ち続ける」
(「固持」)
「固く辞退する」(「固辞」)「頭が固い」「固い革のハンドバック」といった
ように、
“しっかりしていて、強く、丈夫な様子” を意味する “カタい” の表現に用いら
れます。 
関連した表現には「固体」(⇔「液体・気体」)「固執」「固陋(ころう)」
「頑固」などがあります。』

 

 以上から、“目が堅い” は、目(頭)がしっかりとして、夜更けになっても眠気がさして
こない状態なんですね。 
 でも、なぜ、子供に限って使うのでしょうね? 恐らく、子供は、誰でも夜になれば、す
やすやと眠りにつく・・(のが普通)であるのに、なかなか眠くならない(普通と違った)
状態を特別に指して言ったのではないでしょうか? 
 大人は、眠くなったり眠くならなかったり、様々ですよね。

 また、“口が堅い” というのもありますね。 意志が強く、余計なことをへらへらとしゃ
べらない。

 “頭が固い” は、融通が利かないコチコチ人間でしょうか。

 

    

 

 

 

                                                                                          


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベランダは今  (bon) | トップ | 夏野菜(市民農園)  (bon) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々雑感、散策、旅行」カテゴリの最新記事