難しい(と思いました)四字熟語が、参議院特別委員会(TPP:環太平洋経済連携協定)で、
安倍首相の答弁の中で使われたそうです。 “うこさべん”と読みます。意味は、“決断を
ためらう”とあり、トランプ次期米大統領が表明している「TPP離脱」を受けて、首相答弁に
「トランプ氏の発言があったからと右顧左眄するべきではない。」とあったのです。
ネットgoo辞書には、「右を見たり左を見たりして、ためらい迷うこと。また、まわりの
情勢や周囲の思惑・意見を気にして、なかなか決断できないでいること。『顧』は気にかけて
振り返る、気になって見る意。『眄』は気にかけて流し目でちらりと見ること」とあり、
用例として、「右顧左眄して煮え切らない人」、「議場ではみな右顧左眄し、隣席の者の
目の色をうかがい・・」などがありました。
ネット画像より~
また、少し広げて(上位概念)“揺れる気持ちを表す”カテゴリの四字熟語には、次のよう
なのが列記されていました。
・右顧左眄(うこさべん)
・狐疑逡巡(こぎ-しゅんじゅん)
・首鼠両端(しゅそ-りょうたん)
・遅疑逡巡(ちぎ-しゅんじゅん)
・躊躇逡巡(ちゅうちょ-しゅんじゅん)
・朝種暮穫(ちょうしゅ-ぼかく)
・朝令暮改(ちょうれい-ぼかい)
・優柔不断(ゆうじゅう-ふだん)
いろいろありますね。
最後の二つあたりは、よく出て来るようでお馴染ですね。しかし、昨今のような英国の
EU離脱や米大統領選結果などの現実を見ると、右顧左眄するような事態がまま起こるかも
しれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます