蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

右顧左眄  (bon)

2016-11-27 | 日々雑感、散策、旅行

 難しい(と思いました)四字熟語が、参議院特別委員会(TPP:環太平洋経済連携協定)で、
安倍首相の答弁の中で使われたそうです。 “うこさべん”と読みます。意味は、“決断を
ためらう”とあり、トランプ次期米大統領が表明している「TPP離脱」を受けて、首相答弁に
「トランプ氏の発言があったからと右顧左眄するべきではない。」とあったのです。 

 ネットgoo辞書には、「右を見たり左を見たりして、ためらい迷うこと。また、まわりの
情勢や周囲の思惑・意見を気にして、なかなか決断できないでいること。『顧』は気にかけて
振り返る、気になって見る意。『眄』は気にかけて流し目でちらりと見ること」とあり、
用例として、「右顧左眄して煮え切らない人」、「議場ではみな右顧左眄し、隣席の者の
目の色をうかがい・・」などがありました。

                ネット画像より~
           


  また、少し広げて(上位概念)“揺れる気持ちを表す”カテゴリの四字熟語には、次のよう
なのが列記されていました。

  ・右顧左眄(うこさべん)
  ・狐疑逡巡(こぎ-しゅんじゅん)
  ・首鼠両端(しゅそ-りょうたん)
  ・遅疑逡巡(ちぎ-しゅんじゅん)
  ・躊躇逡巡(ちゅうちょ-しゅんじゅん)
  ・朝種暮穫(ちょうしゅ-ぼかく)
  ・朝令暮改(ちょうれい-ぼかい)
  ・優柔不断(ゆうじゅう-ふだん)

いろいろありますね。
 最後の二つあたりは、よく出て来るようでお馴染ですね。しかし、昨今のような英国の
EU離脱や米大統領選結果などの現実を見ると、右顧左眄するような事態がまま起こるかも
しれません。



 

 

 

 

 

 


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