浜辺のシロチドリたちも繁殖期を迎えています。
シロチドリは、全長約18cm 渡りをせず一年中日本に暮らしている留鳥です。
撮影日の一週間ほど前、この同じ浜辺で孵化して間もないヒナを遠目に確認していました。
まるで小さな毛玉のようにふわふわの羽毛のヒナが3羽、
親鳥に見守られながら、まるで転がるようにヒルガオの花のあいだを移動していました。
孵化後間もなく、自力で歩きはじめるチドリのヒナの成長は早いです。
一週間も経てば、だいぶ大きくなっていることでしょう。
小さなヒナの無事な姿を確認して、できれば遠くからでも写真を撮れれば・・・と期待しての再訪でした。
しかし、繁殖期のシロチドリにとって、私たち人間は『進撃の巨人』
うかつには近づけません。脅かさないように細心の注意をしなくては…
この時は、干潮だったので浜側から観察です。
『進撃の巨人』は、アニメや映画化もされている超人気の漫画です。
突如出現した謎の「巨人」により絶滅の危機に立たされた人類の壮絶な戦いを描いた大ヒット作。
この7月からNHK地上波で第三部が放送されます。
お孫さんやお子さんとの会話のネタにもバッチリ!
5分で分かる TVアニメ「進撃の巨人」
https://www.youtube.com/watch?v=O3mniZNjeqU
環境省レッドリスト2018 でもシロチドリは、
https://www.env.go.jp/press/105504.html
絶滅危惧Ⅱ類 (VU) .
=絶滅の危険が増大している種に指定されています。
この沿岸の砂浜では、ほぼ一年中姿を見られるためあまり実感はありませんが、、
全国的な砂浜の減少とともに、年々数を減らしている野鳥のひとつです。
一度、絶滅の道をたどり始めた野生の生き物は、私たち人間が意識や行動を変えない限り、数を減らすいっぽうです。
親鳥は、さかんにこちらを警戒しています。
何度も鋭くぴゅい!ぴゅい!と鳴いて、ヒナたちに「隠れていなさい」と呼びかけているようです。
まったく姿を見せないヒナ、かなり離れて波打ち際から見ているのに、親鳥の警戒レベルは一週間前の比ではありません。
毎年、繁殖の時期になると、ヒナや卵に接近してほぼ真上からアップで撮った写真を載せているブログが散見されます。
もしや、この浜辺でも同じことが起こっているのでしょうか?
チドリ類など地上に巣をつくる野鳥の親鳥は擬傷(ギショウ)行動をすることが知られています。
ケガをして飛べないかのような動作をして侵入者の注意を自分に引きつけて、卵やヒナから遠ざけようとするのです。
もし浜辺を歩いている時に、チドリの親鳥が擬傷(ギショウ)行動を始めた時は、
巣やヒナに近づきすぎてしまったという警告の赤信号。
興味本位で写真など撮らず、すぐにその場を離れなければいけません。
時に親鳥は、自分が近くにいることでヒナや卵の存在を侵入者に知られてしまうと判断して、その場を離れることもあります。
ヒナや卵の保護色が侵入者の目をごまかしてくれると期待して、必ずどこか近くから様子を見守っているそうです。
他になすすべのないチドリのヒナたちは、砂浜にじっとうずくまって、砂や小石に擬態して侵入者が通り過ぎるのを待ちます。
ファインダーを覗くのに夢中で、気づかないうちに足元のヒナを踏み潰してしまう悲劇もありえます。
これから夏の暑い時季になると、海辺へ遊びに行く人の数も増えるでしょう。
思いがけずチドリのヒナを見つけることがあるかもしれません。
そんな時のために、ぜひ読んでいただきたいのが、
沖縄県自然保護科が作成した
ヒナを拾わないで!
http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/documents/hina_wo_hirowanaide.pdf
≪人が近づいてヒナがおびえてうずくまっている姿の写真も掲載されています≫
帰路は、堤防の内側の舗道を通りました。
何度か立ち止まって、浜辺にチドリたちの姿を探しました。
堤防の上に一羽のシロチドリが止まりました。
道の向こうの植え込みで鳴くカラスを警戒しているようでした。
親が幼い我が子を思う気持ちは、野鳥も人間も変わらないといつも感じます。
Canonのサイトに『野鳥の撮りかた』というコーナーが設けられています。
基本的な野鳥の撮りかたから、レンズの選び方、様々な撮影方法などが紹介されています。
野鳥写真家 戸塚学(とつか がく)さんの 【野鳥撮影に必要なのは観察とやさしい気持ち】 は、
1人でも多くの方に読んでいただきたい内容です。
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/index.html
Canonと日本野鳥の会が推奨する 【マナーを守って 野鳥撮影を もっと楽しもう 】
繊細なタッチの野鳥の水彩イラストがそえられてリニューアルされました。
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/manners/index.html
※今回の写真は5月上旬に撮影したものです。
ブログに載せるかどうか、一ヶ月のあいだ何度も迷っていたのですが、
つい最近、野鳥撮影のマナーに関して、世間の注目を集める残念な事態が起こってしまったので、
思い切って私も投稿することに決めました。
その一件については、後日改めて記事にする予定です。
シロチドリは、全長約18cm 渡りをせず一年中日本に暮らしている留鳥です。
撮影日の一週間ほど前、この同じ浜辺で孵化して間もないヒナを遠目に確認していました。
まるで小さな毛玉のようにふわふわの羽毛のヒナが3羽、
親鳥に見守られながら、まるで転がるようにヒルガオの花のあいだを移動していました。
孵化後間もなく、自力で歩きはじめるチドリのヒナの成長は早いです。
一週間も経てば、だいぶ大きくなっていることでしょう。
小さなヒナの無事な姿を確認して、できれば遠くからでも写真を撮れれば・・・と期待しての再訪でした。
しかし、繁殖期のシロチドリにとって、私たち人間は『進撃の巨人』
うかつには近づけません。脅かさないように細心の注意をしなくては…
この時は、干潮だったので浜側から観察です。
『進撃の巨人』は、アニメや映画化もされている超人気の漫画です。
突如出現した謎の「巨人」により絶滅の危機に立たされた人類の壮絶な戦いを描いた大ヒット作。
この7月からNHK地上波で第三部が放送されます。
お孫さんやお子さんとの会話のネタにもバッチリ!
5分で分かる TVアニメ「進撃の巨人」
https://www.youtube.com/watch?v=O3mniZNjeqU
環境省レッドリスト2018 でもシロチドリは、
https://www.env.go.jp/press/105504.html
絶滅危惧Ⅱ類 (VU) .
=絶滅の危険が増大している種に指定されています。
この沿岸の砂浜では、ほぼ一年中姿を見られるためあまり実感はありませんが、、
全国的な砂浜の減少とともに、年々数を減らしている野鳥のひとつです。
一度、絶滅の道をたどり始めた野生の生き物は、私たち人間が意識や行動を変えない限り、数を減らすいっぽうです。
親鳥は、さかんにこちらを警戒しています。
何度も鋭くぴゅい!ぴゅい!と鳴いて、ヒナたちに「隠れていなさい」と呼びかけているようです。
まったく姿を見せないヒナ、かなり離れて波打ち際から見ているのに、親鳥の警戒レベルは一週間前の比ではありません。
毎年、繁殖の時期になると、ヒナや卵に接近してほぼ真上からアップで撮った写真を載せているブログが散見されます。
もしや、この浜辺でも同じことが起こっているのでしょうか?
チドリ類など地上に巣をつくる野鳥の親鳥は擬傷(ギショウ)行動をすることが知られています。
ケガをして飛べないかのような動作をして侵入者の注意を自分に引きつけて、卵やヒナから遠ざけようとするのです。
もし浜辺を歩いている時に、チドリの親鳥が擬傷(ギショウ)行動を始めた時は、
巣やヒナに近づきすぎてしまったという警告の赤信号。
興味本位で写真など撮らず、すぐにその場を離れなければいけません。
時に親鳥は、自分が近くにいることでヒナや卵の存在を侵入者に知られてしまうと判断して、その場を離れることもあります。
ヒナや卵の保護色が侵入者の目をごまかしてくれると期待して、必ずどこか近くから様子を見守っているそうです。
他になすすべのないチドリのヒナたちは、砂浜にじっとうずくまって、砂や小石に擬態して侵入者が通り過ぎるのを待ちます。
ファインダーを覗くのに夢中で、気づかないうちに足元のヒナを踏み潰してしまう悲劇もありえます。
これから夏の暑い時季になると、海辺へ遊びに行く人の数も増えるでしょう。
思いがけずチドリのヒナを見つけることがあるかもしれません。
そんな時のために、ぜひ読んでいただきたいのが、
沖縄県自然保護科が作成した
ヒナを拾わないで!
http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/documents/hina_wo_hirowanaide.pdf
≪人が近づいてヒナがおびえてうずくまっている姿の写真も掲載されています≫
帰路は、堤防の内側の舗道を通りました。
何度か立ち止まって、浜辺にチドリたちの姿を探しました。
堤防の上に一羽のシロチドリが止まりました。
道の向こうの植え込みで鳴くカラスを警戒しているようでした。
親が幼い我が子を思う気持ちは、野鳥も人間も変わらないといつも感じます。
Canonのサイトに『野鳥の撮りかた』というコーナーが設けられています。
基本的な野鳥の撮りかたから、レンズの選び方、様々な撮影方法などが紹介されています。
野鳥写真家 戸塚学(とつか がく)さんの 【野鳥撮影に必要なのは観察とやさしい気持ち】 は、
1人でも多くの方に読んでいただきたい内容です。
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/index.html
Canonと日本野鳥の会が推奨する 【マナーを守って 野鳥撮影を もっと楽しもう 】
繊細なタッチの野鳥の水彩イラストがそえられてリニューアルされました。
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/manners/index.html
※今回の写真は5月上旬に撮影したものです。
ブログに載せるかどうか、一ヶ月のあいだ何度も迷っていたのですが、
つい最近、野鳥撮影のマナーに関して、世間の注目を集める残念な事態が起こってしまったので、
思い切って私も投稿することに決めました。
その一件については、後日改めて記事にする予定です。
ご訪問させていただいて、鳥たちの繁殖時期である今、いろいろな危険があると知りました。
巨人にならないよう気をつけます。
リンクも拝見させていただきました。
野鳥に対して、当然のマナーが守られないのは、本当に残念ですね。
シロチドリの写真、可愛いですね〜^^でも、これは真剣に雛を守ろうとしている姿なのですね。
図鑑を見たら、北海道ではほとんど見られないようです。
以前は内陸にいたため、水鳥やシギチにはほとんどお目にかかっていませんでした。こちらに来て、先日初めてコチドリを見たばかりです^^;
私たちが嬉々として撮っている野鳥でも、野鳥にとってはとても怖い思いをしているのですね。特に繁殖期は。
野鳥たちは人のことを良く見ていますよね。
撮らせていただくという気持ちで、無理のない撮影をしなければいけませんね。
ヒルガオの中のシロチドリ、いいですね~
コチドリの子育てやヒナはよく見ますが、シロチドリは珍しいですよね
CMは増えて逆に棲む環境も悪くなって、年々野鳥が少なくなっていますね
私の方こそmin628さんのブログで、巣を囲むCMさんたちがカラスを呼び寄せて、
ヒナが襲われてしまう場合もあると教えて頂きました。
小鳥の巣立ち雛の近くで食べ物を出さない、と肝に銘じました。
可憐な雰囲気でとてもかわいいシロチドリです(*^^)
北海道には分布していないのですね。
min628さんの目を通して北海道の野鳥たちを見せて頂きにおじゃさせてくださいね。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
諸先輩方から、まだまだ初心者の分際で偉そうなことを…とひんしゅくを買うのを覚悟で今回の記事を載せました。
おそらく写真を撮るだけでも、野鳥にストレスをかけていることもあるのですよね…
仰るとおり「撮らせていただくという気持ち」を忘れずに、
マナーを守って野鳥撮影や観察を続けていきたいです。
シロチドリは、一年中日本に留まる鳥ですが、孤独さんのお近くでも珍しい存在なのですね。
レッドリストの通り、絶滅が危惧されているようで本当に残念です。
生まれたてのヒナは、ヒルガオの花顔を入れて、花に集まる小さな虫を食べているようでした(*^^)
繁殖のため日本に渡ってくるサンコウチョウなどの夏鳥が、巣の周りに殺到するCMさんの影響で繁殖に失敗し、
だんだんと数が減っているのでは…と危惧する声もツイッターで読みました。
私個人の小さな力でも何かできないか、と考えて今回の記事を書きました。
お花の間を行き来するシロチドリ、素敵ですね。
シロチドリだけでなく、営巣中の鳥を撮るときは気を使いますね。
最近は鳥撮りブームが過熱して、大勢で押しかけたり、近付いたりして、巣を放棄させる結果になることも多いようです。
生態をよく調べて、少なくとも最低限のルールは守って欲しいものですね。
特に、絶滅危惧種にリストアップされてる生き物には注意したいものです。
最初に観察した時、シロチドリは親子そろってヒルガオの花に顔を寄せていました。
どうやら花に来る虫を食べていたようですが、とても微笑ましい光景でした(*^^)
ブームが急速に過熱して、別に鳥好きでもなく生態を知る気もないCMさんが増えているようですね。
私も自戒の念を忘れず、謙虚な気持ちで撮影したいです。