サッカーキリンチャレンジカップ2011。日本代表vsチェコ代表は、0:0に終わった。
チェコ、ペルー、日本の3カ国A代表マッチ。全試合が0:0に終わったが、このチェコ戦を終えキリンカップは日本の4連覇となった。(UFWC的にも世界チャンピョンを防衛した訳だ)
初戦のペルー戦では新布陣の3・4・3が機能しなかったが、今日のチェコ戦は右に内田、左に長友とレギュラー陣を配しそこそこ戦えることが判った。
チェコもコンディションを落とす事無く、守備的ではあったが90分間を通じ高い能力を示し楽しめる試合を演出してくれた。
日本代表で特筆すべきは家長選手。
後半途中から遠藤に替わって中盤を務めた。
落ち着いたプレーと常に前へ出すパスにその能力の高さを感じさせる。
彼は早くからその素質を買われながら、ガンバ・トリニータ・セレッソとチームを転々とし中々その才能を生かしきれていなかった。
スペインのマジョルカへ移籍した今シーズン、ザッケローニ監督に見出され再び日本A代表に選抜された。
今日、もし出場しなければ、また活躍できなければ、今後また出場機会に恵まれないまま桧舞台から遠ざかる可能性もあったのだが、本来のパフォーマンスを十分に発揮しその非凡なる能力を魅せることができたと思う。
日本代表では、中田英寿のあと中盤で圧倒的な存在感を示すことができる選手が居なくなった。
チェスカモスクワの本田は、その性格からいうならば前に居るほうが良い選手で中盤を支配するタイプでは無い。
遠藤選手も30歳を超えた今、次世代の代表MFには、クールでパスセンスのある家長選手に期待したい。