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日本代表、ベルギー戦で3得点で勝利。でもW杯組み合わせは?

2013年11月20日 | サッカー

先日のオランダ戦に続き、中2日でのベルギー戦。
また、立ち上がりの15分にミスから1失点するも、柿谷・本田・岡崎と3連続得点を決め、ベルギーの反撃を1点で食い止め3:2で勝利した。

最初の失点は、GK川島が目測を誤りゴールを飛び出してしまった上に、ゴール前に入った酒井高徳が周囲の警戒を怠り後ろから突付かれてしまうとんでもないミス。キーパー不在のゴールマウスを余裕?でカバーしながら背後からFWに抜かれるなんて、なんの為のカバーなのだ。W杯本番でこれをやったら帰国できないだろう。

しかし、先日のオランダ戦の教訓からか先制を許したものの落ち着いたゲーム運びを見せる。
同点ゴールは、右サイドで本田が縦にスルーパス。抜け出した酒井宏樹がダイレクトでセンタリグを揚げ柿谷がヘディング。どんぴしゃりのタイミングだった。背後のDFを背負った柿谷は身体を入れて早めのジャンプでスペースをキープした。簡単に見えるがタイミングよく自分の領空を確保してから落ち着いてのシュートだった。

(クリックでYoutube再生)

さらに中盤に入った遠藤がスペースに走りこんでダイレクトで中央にリレー。スルーからペナルティアーク付近で本田が右足に持ち替え強烈なシュート、逆転。今日一番といっていい走りをみせた本田、ゴールという目に見える結果も残した。やっぱり持ってるなぁ。

そして3連続得点となる岡崎のボレー。これも右サイドで回したパスを柿谷がダイレクトポスト。DFラインの裏をとった岡崎がコンパクトにミートしたシュートがゴールネットを揺らした。日本代表の3得点はどれも相手を崩してのコンビネーションから産まれた得点だ。メッシやネイマールのような突出した選手の個人技ではなくどれもがパス回しからの得点というのが素晴らしい結果だと思う。

残り20分をどう戦うのか?と興味深かったが、やはりここで少し混乱した。2点差をもって守りきるのかそれとも攻めるのか、チームとしての意識はどうだったのだろう。ホームで負けられないベルギーが攻勢に出るとバタバタしだして、1失点。
3:2と食い下がられる。結果、守備的MF細貝とDF今野を投入してベンチからは「守りぬけ」のメッセージが出て、ロスタイム4分もなんとかしのぎきった。本田はまだ攻めたそうだったが。

W杯一次リーグで言うなら、オランダと引き分け勝ち点1、次戦ベルギーに1点リードの段階で、攻めるのか守るのかはっきりさせたほうがいい。勝って勝ち点3を上乗せすれば一次リーグ突破が優位になるのでやはりしっかり守るべきだろう。ただしサッカーは残り15分を守りきるのはとても難しいのだが。

先日のオランダより今日のベルギーのほうが手合いがちょうど合った感じ。中2日という不利な条件もあったが、積極的に攻めるベルギーをしのぎ、最後まで苦労した経験はきっとW杯でも役に立つはずだ。
ここへきて年内最後の2戦で大きな経験を積むことが出来た。代表メンバーにも厚みが出てこれからの選抜がさらに選手たちを成長させることだろう。

そして12月6日にはブラジルW杯組み合わせが決まる。

今回は8グループに振り分けられるシード国が、今までの準シードクラスを多く含むことになりそうだ。
開催国ブラジルと、スペイン、ドイツ、アルゼンチン、コロンビア、ベルギー。あとは結果待ちだがウルグアイやスイスといった国がトップ8入りとなり、逆にそこからこぼれたイタリヤ、イングランド、オランダという強豪国が「死の組」を作ることになる。アジアから日本が入ればもう一つは中南米やアフリカ大陸から。ブラジル、イタリア、日本、カメルーンなんてことにもなりかねない。
「なめてるヤツは一人ずつぶっつぶす」本田の試合前のコメントだが、さすがに今日の試合のようにはいかないだろう。W杯決勝トーナメントに進むには、ちょっと(いやかなりの)運と最後までゲームを壊さないで戦える組織力が不可欠だ。

抽選会は見逃せない(日本時間12月7日午前1時)
 

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