一年ぶりに大分県くじゅうに行ってきました。
昨年は7月と3月に行ったのですが、今年は初めてになります。しばらく足が遠のいていたのですが、今回、長者原にあるトライアル温泉郷に露天風呂付きの個室、萌葱F(もえF)が出来たと聞いたので調べていたら、急にキャンセルがあったのか空室を見つけ行ってみることにしました。
トライアル温泉郷は、格安の長屋タイプ「鳶(とび)」と、棟続きのコテージ「萌葱(もえ)」、そして露天風呂付きの「久織亭(くおりてぃ)」と高級コテージ「久織亭別館」の4タイプがあります。鳶と萌葱をまとめて「虎之湯」とも呼びます。
昨年は、萌葱のAとBタイプを利用したのですが、今春からこの萌葱の一部を改装し「萌葱Fタイプ」として半露天付きの部屋が用意されました。
楽天トラベルやじゃらんでも販売されているのですが、公式HPを含め、まだこの「萌葱Fタイプ」がろくに紹介されていませんでしたのでブログに書いておきます。
さて、この日は晴れのち曇りという天気予報だったのですが、山に登るにつれどんよりと雲が広がる天気でした。
大分自動車道の日田ICから登り、まずは南小国の蕎麦街道を目指します。いつもと同様に、街道の一番奥にある手打そば「美原」を訪ねます。
私はざるそば膳、妻はおろし蕎麦です。
単品メニューに「膳」が付くと500円増しで、小鉢と野菜の天ぷらが付きます。季節の野菜は店のおかあさんがその場で揚げて濃い目の出汁に合わせて出てきます。
「膳」にしなくても、蕎麦に「いなり」とデザートは付いていますので結構お腹がいっぱいになりますよ。「膳」に付く天ぷらは7,8品出てきますのでかなりボリュームがあります。蕎麦は十割、濃い目のつけ汁にちょいと漬けるだけで蕎麦本来の味を楽しみましょう。
そして、これもいつもの池原水源で水を汲みガンジー牧場でバターを購入し、トライアル温泉に向かいます。
チェックインを済まし早速部屋に向かいます。
以前の萌葱2が萌葱1になり、そこが新しく萌葱Fタイプになっていました。(201、202号室)
たぶん萌葱Bタイプを改装したものでしょう。
(いつもながら、国立公園なのに立ち木に直接ビスを打つのはどうかと思うのだが・・・・)
部屋は和室にリビング、ベッドスペースと30平米の広さがあります。
この萌葱Fタイプのみ、アメニティ(バスタオル・ハンドタオル・歯ブラシ・ヘアブラシ・カミソリ)が用意されています(2015年9月現在)
じゃらんをみているとこの部屋タイプは「バス・トイレなし」と書いてありますが、トイレちゃんとありますよ。バスは「半露天風呂」があります。
お風呂は、半露天というより部屋の外に浴槽を用意し屋根をかぶせたような感じです。内寸がおよそ1m四方で洗い場がひとつ、ほぼ屋外だと思ってください。一応、浴槽と洗い場の間にはガラス戸がありますが、ほぼ屋外、吹き抜け状態ですから冬場はかなり寒いでしょう。浴槽と洗い場ともに気密性はまったくありません。
お湯は源泉の75度を加水し45度ほどで掛け流しです。浴槽の中心で41度くらいでした。
「できるだけお安く」がコンセプトのトライアル温泉郷ですから、情緒というのはあまりありませんがお湯は良いです。そしてなにより部屋からでることなく専用のお風呂が付いている事が、萌葱Fの最大のメリットです。
萌葱ABタイプよりプラス2,000円、これに価値を見いだせる人はアリでしょう。(いっそうのことプラス4,000円出せば、更に上の久織亭に泊まれますが)
しかし、今回は「部屋からでることなく温泉」のメリットを十分に甘受しました。というのも、チェックイン後から天候が悪化し、さらに翌日は大気が不安定の中、ずっと雷が鳴り続ける暴風雨状態になりました。しかし部屋付きの温泉があるおかげで、大浴場や貸切風呂に移動することなく何度も何度も温泉に入ることができました。
あと、お宿のルールが頻繁に変更されるので現時点での運用を紹介しておきます。
初期の頃、部屋で調理可能だったものが禁止になりそのまま継続されています。湯沸かしポッド以外の加熱、調理はできません。また電子レンジもフロント棟の売店に一箇所あるだけです。
売店では、スナックとカップラーメン、おつまみ類が販売されています。ビールやカップ酒とあわせ、量販店のトライアル価格で購入できます。
レストランは2箇所、これも頻繁に名前とルールが変わりますが、現在は売店での弁当やおにぎりの販売はなく「こはく食堂」からの配達弁当はあります。
ちなみに「塩唐揚」と「醤油唐揚」の単品を頼んでみましたが、なかなか美味しくボリュームもありました。「料匠kohaku」で高級な料理を頂くも良し「こはく食堂」で安く食べるも良し、部屋に色々と持ち込んで好きなものを食べるのも良し、食泊分離型の温泉ならではの利用が便利ですね。
翌朝は朝から雷がかなり危ない感じで轟く中、朝風呂に何度か入り温泉を十分に堪能してからチェックアウト。
やまなみハイウェイを登り瀬の本高原の「シェ・タニ」に向かいます。
前回、「て、て、店長!なぜふわりがない」と嘆いた「ふわり」が復活していました(笑)
5個で617円。プレーンとショコラを買い求めておきました。「ふわり」は濃厚なクリームとチーズを使ったミディアムチーズケーキです。賞味期限が3日と短いので大変ですが、10個くらいならいつも2、3日で食っちまいます(笑)
更にすぐ近所にある「ぶらうにぃ」で天然自家製酵母のパンを買います。
遅い時間だと売り切れてしまっているのですが、今日は午前中着ということで色々と選ぶことができました。ハード系でシンプル、でも味わい深いパンです。素材にも拘っていて、例えばドライフルーツを使ったパン、これもオーガニック栽培で用意したものを使っています。(ま、わたしはそんなに身体に気を使って生活しているわけじゃありませんが(笑)
お昼ごろになると、さっきまでの雷雨はなんだったのかというくらい天気が回復してきました。
あとは国道442号線を走り「岡本とうふ店」に寄って・・・と思っていたのですが右折するところを間違えて、間違えたと思って引き返したり行ったり来たりしているうちに日田街道のほうを走ってしまい、いつのまにか帰路についてしまいました。
とうふは買えなかったけど、ひと通り行きたかったところに寄れたし、温泉も堪能できたし十分満足できた「くじゅう」ドライブでした。
家に帰ってから、ぶらうにぃのパンにガンジー牧場のバター、最高に美味しかったです。
更に日田天領水の産直で買った「みそマヨネーズ」を、三愛レストハウス前で購入した「おだ商店」のカラシ蓮根に乗せて食べたらバリウマ、ビールとワインが進みすぎました(笑)
また近いうちに、九重、久住、阿蘇、小国を回ってきます。