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緑内障のお話

2011年04月18日 22時10分39秒 | 日記
雪はぜんぶ融けちゃったけど、なかなか暖かくならないなぁ~。

早く桜が見たいよ…。




さて、先日白内障の話をしたのでついでに緑内障の話を。


緑内障って、父がなる前はいったいどんな病気なのか知りませんでした。

この病気は白内障よりも怖いと思います。

白内障は悪化したら手術できますが、
緑内障は悪化して視神経に障害を与え、視野が失われてしまったら
もう元には戻りません。

だからなるべく早く気付いて治療することが必要です。

そもそも視神経になぜ障害が起きるかというと、目の中の水、房水の圧力
(これを眼圧と言います)が上昇するから。

目の角膜の内側って房水が流れているんですって。

この流れが妨げられると眼圧が上昇するわけです。

で、眼圧が上がると視神経を圧迫し、視神経に障害が起こると視野が欠損します。
最悪で失明にいたるというわけ。

眼圧は10~21mmHgなら正常範囲なんですが、
日本人の緑内障の6割はこの範囲内でも緑内障、正常眼圧緑内障ってやつです。

父の場合もこれです。

この正常眼圧緑内障はやっかいですよ。
だって、眼圧だけ調べていても緑内障が疑われないわけですから。

本人が視野の欠損に気付いて視野検査をし、初めて緑内障とわかる、ということ。

でも普段は両目で物を見るので、片方の目の視野の欠損にはなかなか気付きません。

父は特に片方の目の網膜はく離を手術しているので、
たぶんそのせいで見づらいのだろうと思っていたのではないか、と思われます。

それで、気付いた時には片方の目の視野はもう手遅れ。
視力はほとんどありませんでした。

残った方の目も当然同じ病気ですが、今のところ視野はさほど欠損していません。
なので、こちらはなるべく眼圧を下げるべく投薬治療中。

視野検査も定期的にやっています。



緑内障は視野が欠損したらもう元に戻らないというところが怖いですね。

眼圧が正常だからといって安心はできません。

ものが見えづらいとか異常に気付いたら、
なるべく早く診てもらうのが大切ですよ。

今日は大変まじめなブログでした。