12月のラボ便り
12月のラボ便り「その1」の続きとなります。
今回は、高濃度ヒアルロン酸含有培養液についてです。
高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは、
ヒアルロン酸が従来の培養液よりも豊富に含まれている培養液のことで、
胚移植の際に使用されています。
ヒアルロン酸は、
ヒトの体のあらゆる組織にそなわる成分で潤滑作用や緩衝作用、水
分の保持など多くの役割を担い、
非常に優れた成分で子宮内膜にも存在しております。
胚と子宮内膜にはヒアルロン酸に結合する受容体というものが発現していて、
その働きで胚は子宮内膜に接着します。
ヒアルロン酸には高い粘性(ねばねばした性質)作用があるので、
子宮内膜に胚がくっつく(着床する)のを助ける接着剤の様な働きをしてくれます。
また、子宮内膜と胚が結合した後もはがれにくくなり着床率の向上も期待出来ます。
高濃度ヒアルロン酸含有培養液は、
胚移植の際に同培養液を胚と共に子宮内に注入します。
患者さん自身や、胚への負担はなく、安全性があります。
高濃度ヒアルロン酸含有培養液を用いた胚移植は、2022年から保険適用になっており
当院でも反復着床不全の患者さんに使用しております。
何かご不明な点がございましたら、スタッフまでお声がけ下さい。
12月のラボ便り「その1」の続きとなります。
今回は、高濃度ヒアルロン酸含有培養液についてです。
高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは、
ヒアルロン酸が従来の培養液よりも豊富に含まれている培養液のことで、
胚移植の際に使用されています。
ヒアルロン酸は、
ヒトの体のあらゆる組織にそなわる成分で潤滑作用や緩衝作用、水
分の保持など多くの役割を担い、
非常に優れた成分で子宮内膜にも存在しております。
胚と子宮内膜にはヒアルロン酸に結合する受容体というものが発現していて、
その働きで胚は子宮内膜に接着します。
ヒアルロン酸には高い粘性(ねばねばした性質)作用があるので、
子宮内膜に胚がくっつく(着床する)のを助ける接着剤の様な働きをしてくれます。
また、子宮内膜と胚が結合した後もはがれにくくなり着床率の向上も期待出来ます。
高濃度ヒアルロン酸含有培養液は、
胚移植の際に同培養液を胚と共に子宮内に注入します。
患者さん自身や、胚への負担はなく、安全性があります。
高濃度ヒアルロン酸含有培養液を用いた胚移植は、2022年から保険適用になっており
当院でも反復着床不全の患者さんに使用しております。
何かご不明な点がございましたら、スタッフまでお声がけ下さい。