rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『プロフェッショナルのためのアロマテラピー』

2010-02-07 17:34:43 | 自然療法関連書籍
 図書館で本書と旧版が並んで置かれていました。Amazonのランキングでは今でも旧版のほうが人気があるみたいですが、私個人はこちらの新版のほうがハイドロゾルの記述なども加わって読み応えがあったと思います。ただ、デザインはやっぱり旧版のほうがいいですかね。

 一般的にフランスのアロマはメディカル・アロマ、イギリスを中心とした各国はリラクゼーション・アロマというのが定番だといわれています。ただ一口にリラクゼーションといっても各国事情が異なり日本はやや美容に比重が置かれている現状だと思います。これは法律などの問題もあるかと思いますが日本ではアロマ=エステみたいな風潮がどうしても抜けきれません。

 対して英米はフランスのような医者の範疇ではないものの、どちらかとういと治療的色彩が強いと思います。海外のアロマ本を読むと日本とは違ってこの病気にはこの精油がいい・・・・みたいなことは割りとはっきり書かれています。 

 この本は『プロフェッショナルのための・・・』と謳われているようにかなり内容が濃いです。お値段も張るのでとりあえず駆りましたが、ほしくなってしまいました。シャーリー・プライスの本はどれも化学的記載がしっかりしていますが本書も然り。面白かったです。

 ところで余談ではありますが・・・シャーリー・プライスといえばイギリスでも有名なアロマ・メーカー兼アロマ・スクール。アロマをやられている人なら一度はあの緑色のパッケージに入った精油を見たことがあると思います。ところがシャーリー・プライスさん本人はシャーリー・プライス社にはおりません。

 詳しい事情はわかりませんが、どうやら事業運営上の意見の相違で、わかりやすくいうと代表と会社が仲たがいしたため別々に運営をはじめたのだそうです。ただ、それまで築いてきたシャーリー・プライス社の実績を会社としても容易に手放したくなかったので名前はそのままシャーリー・プライスとして活動を続けているのだそうです。

 一方シャーリー・プライスさんはお嬢さんの運営するペニー・プライス・インスティテュートの役員になっていらっしゃるそうです。角川書店に角川春樹がいない・・・みたいな、ちょっと不思議なおはなしでした。

 本書はいずれ購入するものとして、同じ著者の『Aromathetapy Workbook』を持っているのでまずはそちらでしっかり勉強してからまた読んでみたいと思います。どちらかというとWorkbookのほうは入門&実用教本的です。


プロフェッショナルのためのアロマテラピー 第3版
シャーリー・プライス,レン・プライス
フレグランスジャーナル社

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