rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

メンタ属の精油

2015-07-30 14:15:48 | 精油のプロフィール
ミント系の精油で最も一般的なものと言ったら

ペパーミント Menta piperita
スペアミントとウォーターミントが自然交配してできたと言われています。属名のpiperitaは胡椒を表し、その名の通り感覚を目覚めさせてくれる香りです。その清涼感とリフレッシュ効果で日本人には大変人気の高い精油です。シソ科を代表するハーブのひとつでもあり胃の不調ほか時差ぼけや乗り物酔いなど消化器系の症状に有効です。頭痛や歯痛の痛みを和らげたり、虫さされの痒みを抑えたりと実用性も高い精油です。ただ香り自体が大変強いのでブレンドはなかなか難しい精油でもあります。

スペアミント Mentha spicata (Mentha viridis)
日本ではあまり人気がないハーブですが、欧米ではミントと言えばスペアミントです。俗名のスペアおよび種小名のspikataはどちらもトランプのスペード、つまり槍を意味します。もう一つの種小名viridisは緑色を意味し和名はミドリ薄荷です。ペパーミントに類する働きをしますので、香りの好みで使い分けるといいかもしれません。

アルベンシスミント Mentha arvensis
別名コーンミント、ジャパニーズミント、そして薄荷です。arvenisiは自生しているといった意味になります。片頭痛や坐骨神経痛などの痛みどめとして使用されているようですが、他のミントと比べケトンであるメントンなどが多く含まれているため精油はあまり頻繁に使用しないほうが得策です。

ベルガモットミント Mentha citrata
ミントの香りとともに柑橘系の香りが感じられる精油です。別名オレンジミント、スペアミントとウォーターミントが自然交配してできたと言われています。と書くとあれ?と思った方いらっしゃいますね。実のところペパーミントとベルガモットミントの生い立ちについては100%確証があるわけではないのです。ただ、同じ両親から生まれた個性の異なる兄弟と思うとなんとなく微笑ましい気がしませんか。作用は主に疲労回復、アメリカでは男性の生殖器機能の回復あどにも使用されているようです。

ぺニーロイヤル Mentha pulegium
種小名のpulegiumはノミの毒と言う意味で、古くからヨーロッパでは乾燥させたハーブをベッドの脇に置いてノミよけにしたそうです。現代では主にペットのノミ除けに使用されています。人体に対しては堕胎を促すなどと言われほとんど使用されていません。ペットへ使うばあいでも妊娠中の女性は避けたほうがいい精油です。

ミントの仲間はたくさんあるので、今後新しい精油が使われるようになるかもしれません。ですが、2015年現在ではこんなところでしょうか。




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