タイ古式マッサージ

　お店に入るなりタイ衣装に身を包んだ女性が合掌して出迎えてくれました。入った瞬間お香の匂い。実はアロマやってるけど香って少し苦手なんです。ウェルカムティーもなにか体によさそうなお茶を出してくれたのですが、味はあまり馴染めませんでした。

　トリートメントルームに案内していただくと、そこは３畳ほどの床張りの個室で入口にカーテンがかかっています。膝の高さ程度に一段高くなっていて、そちらへ上って一旦カーテンを閉めて用意してくれたタイ衣装に着替えます。ちょうど着替えが終わった頃、カーテンの向こうに湯の入った桶が見えました。

　カーテンを開けるとセラピストさんが楕円の木製の湯桶に足を入れるよう促し、部屋の縁に座って足浴、うまく出来てますね。お湯の中には特にチンキとか精油などは入っていないようでした。足浴が終わったらいよいよお部屋の中央に強いてある布団に寝転んでトリートメント開始です。

　タイマッサージにもいろいろ流派などがあるようで、そこのお店のやり方は指圧のようなものを取り入れているんだそうです。お尻の上とか肩甲骨周りなどを強めに押してくれましたがツボにはまっていたのか気持ちよかったです。よく写真などでみるようにストレッチをしながらマッサージされるので運動をした後のような爽快感はあります。ただアロマトリートメントのようにゆっくり休みたいと思っている方には合わないかもしれません。

　その後のハーブボールは直径15cmほどの大き目のもので足から順にトリートメントしてくれました。以前アロマサロンでハーブボールのお手入れを受けたのですが、その時よりもよかったです。筋肉の流れに沿ってやってくれているのがよくわかりました。もともとハーブボールはタイのセラピーだから、やはりこちらが本場なんだなと実感。

　残念だったのは後半お部屋の温度が寒くなったので寒いですと言ったら、すぐに綿毛布をかけてくれたのですが、トリートメントするため、またすぐに剥がされてしまいました。できれば部屋の温度を上げるか施術していない部分はそのまま毛布をかけておいてくれたらよかったんですが。それとハーブボールを温める機材が別の部屋にあるためひとつ冷めると取替えに行くので、待つ時間が勿体なかったです。お部屋に何か保温できるものがあればよかったんですがね。

　だらりとゆっくり休みたい・・・という人にはどうかと思いますが、トリートメントしたあと腰がすっきりしました。首のコリは流石に30分のマッサージと30分のハーブボールだけでは取れませんでしたが、もう少し時間をかければ結構疲れは取れるんじゃないかと思います。また機会があったら受けてみようと思います。






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