rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

多汗症

2011-07-05 20:43:14 | 美容と健康
 日本中どこにでもある黄色い看板のあのドラッグストアではdigimagaなるフリーペーパーを月に1回発行しています。クーポン付きの60ページくらいある小冊子でなかなか読み応えあります。こういったものを発行できるのは、やはり業界最大手ならではだなと感心します。

 今月号で面白かったのが多汗症の記事。

 まず多汗症の定義ですが、人間は
暑いとき、運動の後、辛いものを食べたときなどに汗がでますが、このような汗は生理的な症状なので、どんなにたくさん汗が出ても多汗症ではありません。
上のような状態ではないときに汗をかく場合が多汗症の可能性があります。

 多汗症には全身性多汗症局所性多汗症があります。
全身性多汗症は文字通り全身に汗をかく症状で、甲状腺などのホルモン分泌の異状によって起こります。一方局所性多汗症は手のひらや足の裏などからだの一部にだけ汗をかく症状で、どちらかというと緊張などの精神的な問題が一因しているケースが多いようです。そのため精神性発汗とも言われます。

 わきの下の汗の場合はアポクリン汗腺によるケースが考えられます。全身に分布している汗腺はエクリン汗腺といって無色無臭の汗が出てきます。ところがわきの下にはアポクリン汗腺という別の汗腺があり、いわゆるわきの下の匂いを放っています。これが酷い状態がいわゆる腋臭(ワキガ)

 多臭・多汗研究所所長の五味先生によると、耳垢がジクジクしている人はアポクリン汗腺によるわき汗、耳垢がカサカサしている人はエクリン汗腺による精神性発汗なのだそうです。

 精神性発汗への対処法は開き直りと呼吸法だそうです。汗はかいてもいいと開き直って、要はリラックスすることが一番なんですね。

 汗をかきたくないからと水分を控えるのは逆効果で、水分をセーブして体温が上がれば、それを下げるために汗が出てしまいます。また、脱水症状のおそれもあるので水分補給はしっかり行ったほうがベターです。ただし、冷たい飲み物は一時的に汗が引くけれどからだに熱がこもるためかえって汗が出てしまいます。温かい飲み物は飲んだ直後には汗がでますが、その汗が体温を下げてくれるので、そのあとは涼しくなって汗もかかなくなるのだそうです。

 一番驚いたのが、汗をこまめにふき取ってはいけない
というフレーズ。汗をかくたびにふき取っていると皮膚の上で汗が蒸発しないびで、体温が下がらず汗が出続けることになってしまうのだとか。汗は軽く拭くとか濡らしたタオルで拭いたりして少し湿った状態にしておくのがいいらしいのですが・・・これって気持ち悪いので拭いてしまいたくなりますね。といって濡れタオルを持ち歩くのもなかなか困難だと思いますし・・・まあ、拭きすぎないように注意したほうがいいようですね。

 最後にデオドラント剤の選び方ですが、
アポクリン汗腺が原因の場合は殺菌作用のあるものを、エクリン汗腺が原因のばあいは制汗作用のあるものを。精神性発汗のケースで殺菌作用のある制汗剤を使うと、害のない菌まで殺してしまい逆に匂いが発生するケースがあるようです。

    過去ログ:ボディーパウダー





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