仕事から帰ってきて、風呂に入ります。(´ー`)
とってもホッとする時間で、ある意味思考が停止する
瞬間です。
すると、次男のシュンタ(小1)が風呂に入ってきます。
「パパ、あのね、ラチェット&クランクの話やけどね。ラン
チャー8ネオのね、レベルアップやけどね、ショックチューン
とね・・・・・・・
・・・・・・・やっぱね、クランクの出てくる惑星があるやん、
・・・・・・・クランクのホバーって、ジェットとプロペラって、
パパはどっちが好き?
・・・・・・・僕は、飛んだ感じは、プロペラが好き、まぁ、
ジェットホバーは、便利やけどね。。。つづく・・・つづく。」
僕は、お風呂に入ってきて、熱く【ラチェット&クランク】
について語るシュンタを見ながら2つのことを考えていまし
た。
一つは、小さい頃のことを思い出していました。
「あううう、ばっばっばうう、ゆゆううう、ちゃあああうう。」
と僕の腕の中でバブリングをしていた頃の話です。
ハルの時も、コータの時も、シュンタの時も、僕は、バブ
リングを熱心に聞き、そして相槌(あいづち)を打ちました。
「あううう、ばっばっばうう、ゆゆううう、ちゃあああうう。」
『そうね、ああ、そうね。ちょねちょねちょうね。そうね、
そげん楽しかったとね、あああ、よかったね~。』
・・・と。
そんなことを考えているうちに、コータもお風呂に入って
きました。コータはお風呂に来るなり、
「パパぁ、パパは、魔法使いから戦士に転職して、魔法
戦士にするってどう思う?」
こちらもどうやら、ドラクエ、つまりゲームの話です。熱心
にゲームの話を始めます。
本当は、
「くだらんゲームの話ばかりいつまでやってんだ!もうちょっ
と勉強の話とか、そういう実のある話をしてくれ!」
って、言いたいところなのですが、それは口が裂けても言
いません。
バブリングの時からそうです。
こちらの聞きたい話をさせるのではなく、その子がしたい
話をできるだけ熱心に聞く。
この姿勢を崩したことはありません。
たった一つの言葉を聞きのがさないためです。
本当はしたくない話をしてくれる関係でありたいと願って
います。
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「パパァ、僕、実は悪いことしてしまったっちゃん。」
「パパァ、なんかいじめられて、いなくなってしまいたい気
分になっとっちゃん。」
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こういう話は、一番人に聞かせたくない話だと思うんです。
だから、よっぽど話しやすい信頼関係がないと聞けない
話です。しかも、親として、聞き逃したくない言葉だと思
っています。
こういう言葉を聞き逃したくないので、くだらないゲームの
話でも、おもちゃの話でも、今朝見た夢の話でも全部
聞きます。時間がなくても聞きます。イライラしてても、
聞きます。
「パパ、ラチェットのプラチナボルトの取り残しがどこにある
か知らん?」
『プラチナボルトかぁ、どうだろね~。』
と、多少知らない話でも、オウム返し(復唱)をして、理
解しようとしている姿勢が伝わるようにします。
【本当に聞き逃したくないたった一つの言葉】は、とても
嫌な言葉で、心からチビたちを愛している私の口からは、
どこが避けても言いたくありません。ご勘弁ください。そし
て、簡単ですから想像してみてください。
今日も、お風呂で、わけのわからん科学の理論の話を
小一時間、聞きました。
【雲がどうやってできるか】
っていう話だったと思います。
よくわからない理論だったので、話を途中で切って、雲の
でき方についてレクチャーしてもよかったのですが、まがい
なりにも、理論立てて説明しようとする姿が見えましたの
で、とりあえず聞いて、
「なんかどっかの博士みたい。すごい事こと考えてるね~。」
って誉めて、
『どう?』
って聞かれたので、
「そうやってできるのかどうか、確かめる方法があるといいん
だけどね~。どうやったら確かめられるか、今度ゆっくり考え
てみまひょか。」
って答えておきました。
本当は、家に帰ってきても、仕事のこと考えておきたいの
ですが、このような理由で、家では仕事のことは極力忘れ
るようにしています。
結果的に、いい気分転換になっているような気がします。
実際、僕に一生懸命話しかけてくれるのを見るのは、
小さい頃、一生懸命バブリングして話しかけてくれてた
頃と重なってみえて、けっこう楽しいし、幸せです。
「あのバブリングの頃も、きっと何か、こんなふうに一生懸命
伝えようとしていたんだろうなぁ。」
って思えるんです。