教え子の結婚式に呼ばれまして・・・。
スピーチをするように言われまして。。。
一生懸命考えて、スピーチしました。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
太郎くん、さくらさん、本日は誠にご結婚、おめでとうございます。
ご両家の皆様にも心よりお祝い申し上げます。
申し送れましたが、私、新郎、太郎くんが卒業された、初山小
学校で5・6年の担任をさせていただきました、rossiと申します。
さて、さっそくですが、ここに、太郎くんが小学校6年生の頃書い
たメモがあります。ここには、こう書いてあります。
「好きな食べ物・・・・・・・・・・・ハンバーグ」
「好きな遊び・・・・・・・・・・・・・Sけん」
「好きなテレビ番組・・・・・・・・クレヨンしんちゃん」
「好きな言葉・・・・・・・・・・・・『えらい楽しい。』」
みなさん、今、笑われましたが、同時にホッとされたでしょう。
そうです。太郎くんは、クラスのみんなをホッとさせるような、そうい
う素直さを持ったお子さんでした。内容の素直さもそうですが、一文
字一文字しっかり丁寧に書かれていまして、落ち着いた性格である
ことがうかがえます。
人は、自分をよく見せようとすると、よく見せたい自分と本当の自分
との間にギャップを感じて、ついつい黙ってしまうものなのですが、太郎
くんは、等身大の自分を背伸びせずにのびのびと表現することができ
ています。これは、太郎くんのご家族や、周りの方があたたかく見守り、
大切に育てられたことを表しています。
話はガラっとかわります。
学校でもそうですが、職場でも、もちろん夫婦の間でもそうだと思い
ますが、あいさつは、基本中の基本です。
あいさつと言っても、「おはよう」「いただきます」「おやすみ」ありがとう」
・・・いろいおありますが、今日は、≪我が家のごめんなさい≫の話を
聞いてください。
『犬もくわない』という夫婦喧嘩ですが、我が家でも時々あります。
そんな時、【先に謝れる人】は、≪後から謝る人≫に比べて、『気ま
ずい時間を早く終わらせる方法を知っている』という点で、【先に謝る
人】の方が少し賢い。
・・・・ということです。。。。。。で、実際に我が家では、私の方が、少し
ではなくて、ずいぶん賢いようです。
こう見えても、私、気は短いほうでして、あまり待てないほうです。で
すから、すぐに謝っちゃいます。気が短いので、どうかすると【カミサンが
怒る前】に謝ったりしちゃってます。
ところで、この謝る・・・なんですが、ここからがちょっと深い話になりま
す。
僕が謝るとき、それは、『もうしません』って謝っているわけではないん
です。
例えば、『あなた!脱いだ靴下の匂い嗅ぐのはやめてよ!』って
怒られて、「ごめーん」って謝る場合、
「もうしません、ごめんなさい」
って謝っているのではありません。「ごめんなさい」の前には、こういう
気持ちがこもっています。
『(今、僕は、脱いだ靴下の匂いをかいだけども、これは、僕のライフワ
ークであり、生きがいです。誰がなんと言おうと、死ぬまでやめる気には
なりません。でも、そんな僕が靴下の匂いを嗅ぐたびに、君に嫌な思い
をさせてしまってます。これからもそういうことがきっとあるとはおもいますが。)
・・・ごめんなさい。』
・・・っというように、莫大な量の括弧書きがあっての『ごめんなさい』で
す。
なんか言い訳がましいですし、男が「自分が謝る話」ばかりして、
「おまえさんには、プライドってものがないのか。」
って怒られてしまいそうですが、私の小さなプライドなんか投げ出して
も守りたい大切なモノが、≪僕のこの手の中≫にはあるんです。
(※ 水をすくうような手の形にして、マイクの前に差し出しながら・・・)
・・・それは。。。。
・・・・と、ここまでリビングで練習しているのを聞いたウチの中1になる
娘がこんな風に言うんです。
「何を見つけたら幸せになるなんて、そんなの人ぞれぞれでしょう。
特に、今回、結婚される方って、パパの教え子さんでしょ。大丈夫
って、そんなん押し付けんでも、自分でしっかり見つけんしゃるよ。」
・・・って。
そういうわけで、太郎くん、さくらさん、君たちの幸せをしっかり二人
で見つけて、作って、しっかり二人で守ってください。『えらい楽しい
ご家庭』になることを祈ってお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はおめでとうございました。
(5分26秒)
スピーチをするように言われまして。。。
一生懸命考えて、スピーチしました。
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太郎くん、さくらさん、本日は誠にご結婚、おめでとうございます。
ご両家の皆様にも心よりお祝い申し上げます。
申し送れましたが、私、新郎、太郎くんが卒業された、初山小
学校で5・6年の担任をさせていただきました、rossiと申します。
さて、さっそくですが、ここに、太郎くんが小学校6年生の頃書い
たメモがあります。ここには、こう書いてあります。
「好きな食べ物・・・・・・・・・・・ハンバーグ」
「好きな遊び・・・・・・・・・・・・・Sけん」
「好きなテレビ番組・・・・・・・・クレヨンしんちゃん」
「好きな言葉・・・・・・・・・・・・『えらい楽しい。』」
みなさん、今、笑われましたが、同時にホッとされたでしょう。
そうです。太郎くんは、クラスのみんなをホッとさせるような、そうい
う素直さを持ったお子さんでした。内容の素直さもそうですが、一文
字一文字しっかり丁寧に書かれていまして、落ち着いた性格である
ことがうかがえます。
人は、自分をよく見せようとすると、よく見せたい自分と本当の自分
との間にギャップを感じて、ついつい黙ってしまうものなのですが、太郎
くんは、等身大の自分を背伸びせずにのびのびと表現することができ
ています。これは、太郎くんのご家族や、周りの方があたたかく見守り、
大切に育てられたことを表しています。
話はガラっとかわります。
学校でもそうですが、職場でも、もちろん夫婦の間でもそうだと思い
ますが、あいさつは、基本中の基本です。
あいさつと言っても、「おはよう」「いただきます」「おやすみ」ありがとう」
・・・いろいおありますが、今日は、≪我が家のごめんなさい≫の話を
聞いてください。
『犬もくわない』という夫婦喧嘩ですが、我が家でも時々あります。
そんな時、【先に謝れる人】は、≪後から謝る人≫に比べて、『気ま
ずい時間を早く終わらせる方法を知っている』という点で、【先に謝る
人】の方が少し賢い。
・・・・ということです。。。。。。で、実際に我が家では、私の方が、少し
ではなくて、ずいぶん賢いようです。
こう見えても、私、気は短いほうでして、あまり待てないほうです。で
すから、すぐに謝っちゃいます。気が短いので、どうかすると【カミサンが
怒る前】に謝ったりしちゃってます。
ところで、この謝る・・・なんですが、ここからがちょっと深い話になりま
す。
僕が謝るとき、それは、『もうしません』って謝っているわけではないん
です。
例えば、『あなた!脱いだ靴下の匂い嗅ぐのはやめてよ!』って
怒られて、「ごめーん」って謝る場合、
「もうしません、ごめんなさい」
って謝っているのではありません。「ごめんなさい」の前には、こういう
気持ちがこもっています。
『(今、僕は、脱いだ靴下の匂いをかいだけども、これは、僕のライフワ
ークであり、生きがいです。誰がなんと言おうと、死ぬまでやめる気には
なりません。でも、そんな僕が靴下の匂いを嗅ぐたびに、君に嫌な思い
をさせてしまってます。これからもそういうことがきっとあるとはおもいますが。)
・・・ごめんなさい。』
・・・っというように、莫大な量の括弧書きがあっての『ごめんなさい』で
す。
なんか言い訳がましいですし、男が「自分が謝る話」ばかりして、
「おまえさんには、プライドってものがないのか。」
って怒られてしまいそうですが、私の小さなプライドなんか投げ出して
も守りたい大切なモノが、≪僕のこの手の中≫にはあるんです。
(※ 水をすくうような手の形にして、マイクの前に差し出しながら・・・)
・・・それは。。。。
・・・・と、ここまでリビングで練習しているのを聞いたウチの中1になる
娘がこんな風に言うんです。
「何を見つけたら幸せになるなんて、そんなの人ぞれぞれでしょう。
特に、今回、結婚される方って、パパの教え子さんでしょ。大丈夫
って、そんなん押し付けんでも、自分でしっかり見つけんしゃるよ。」
・・・って。
そういうわけで、太郎くん、さくらさん、君たちの幸せをしっかり二人
で見つけて、作って、しっかり二人で守ってください。『えらい楽しい
ご家庭』になることを祈ってお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はおめでとうございました。
(5分26秒)