夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

夏だから、ホントにあった怖い話を【その7・最終話】

2010-09-11 15:55:11 | Weblog
いろいろと、怖い話はあるのですが、一応、今年は、これが最終話ってことで。。。

今回、文章で紹介すると、

「え?コレがラスト?」

・・・って言うくらいの地味な感じになっちゃうんですけど、でも、実はその前からのいろいろがあったので、私たちにとっては一番怖かったんです。


その日、私たちは翌月の警備のシフトを決めるべく、3人の警備員が全員、警備員室に集合しておりました。

いつものように、ワイワイと、楽しくシフトを決め、なんやかんやでおしゃべりをし、気が付けば、日付が変わっていました。

深夜2時。

「そろそろ帰るか。」

・・・みたいな話になり、外に出ると。。。

何気に見上げた新館の屋上に出るところの電灯が付きっぱなしになっていることに気が付きました。



電灯のつきっぱなしは、近所の方から電話で指摘を受けることもありますので、放っておくと教頭先生に怒られることもあります。

ただ、新館ってのは、ああいう場所なので、≪8月8日の日記参照≫消しに行くのは怖いんですよ。マジで。。。

で、誰が消しに行くかって話になったんですが、みんなで、一番の怖がりの【ぷらたま】くんをからかって、

「怖がりだから、消してこれないだろう?」

とか、

「ホントに消して来れたら、モス○バーガーおごってやるよ。」

っていう話になりました。

怖がりでは定評のぷらたまくんではありましたが、ここで折れては男が腐ると、男気一本、消して来ることになりました。

静まり返った田舎の夜の校舎。

真っ暗な校舎に吸い込まれていくぷらたまくん。


し~ん。

っていう、妙な静寂が、流れていきます。

どれくらい時間が経ったでしょうか、

すごく長い時間が流れたような気がします。





屋上に行くところの電灯が消えました。

ぷらたまくん、どんな状態なのでしょう。。。

警備員室で待ってる私たちの緊張もマックスです。



・・・そして!

ぷらたまくんが帰ってきました。

マジか!マジでやりとげたんか!

漢だよ、あんた、ホンモノの漢(オトコ)だよ!!


・・・っつーワケで、

お約束のモス○バーガーを買って来ましたよ。

夜中でもあったし、近くにモス○バーガーなかったので、8kmほど離れた何とか大学のすぐ横にあるモスに行って、大急ぎで買ってきました。

で、買ってきたハンバーガーを食べて、ぷらたまくんの健闘をひとしきり讃え、夜中なのに、大笑いしました。

そして、時刻は明け方の4時過ぎ。

「今度こそ、帰るね。」

っつって、みんな帰ることになりました。

「じゃぁね。」

って、見上げると。。。











・・・ついてる。


って言うお話。


・・・朝、事情を教頭先生に話したら、


「・・・次からソコ、電気ついてても、ほっといていいから。」

って言われました。

マジでこわかったです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。