呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

旧暦のクリスマスイブ

2009-01-21 17:40:50 | Weblog
先の19日(月)は旧暦で12月24日に当たり、その日は火の神(ヒヌカン)が天に帰る日。
南部辺境区では大体のお宅のキッチンでヒヌカンを祀ってあり、毎月2回の月の満ち欠けに合わせて手を合わせたり、その都度家庭のご先祖様の行事に合わせて拝む事になっています。

その日はばあさまのデイケアの日でもあるし、私も朝から予定が入っていたので何時もより少し早めに起き、旧12月24日にヒヌカンが天に帰る為の行事「御願解き(ウグヮンブトゥチ)」の準備を始めました。

細かな手順を確認しようと、拝み事を分かりやすくまとめて南部辺境区ではかなりの売り上げを上げたという『御願ハンドブック』を開き、手順を確認して思わず流れた脳内BGMが“土曜サスペンス劇場”の死体を発見した時に流れる音楽…そこには、
「まず御願解きをする前に2月、8月同様に屋敷の御願をし、屋敷内を清めます~」
と記されていました…うわ~っι忘れてた~…ιι。

入院と重なって2月と8月自体もやってなかったよなぁ~ιと慌てて12月の屋敷の御願のページをめくり、
「1年の集大成と考え、2月8月の屋敷の御願を忘れた人も、この日は無事無難に過ごせた事を感謝しましょう」
を見つけ、少しほっ(^_^;)=З。

うちは集合住宅で一軒屋ではありませんが、以前仏壇のお引越しをお願いしたカミンチュさんが(ユタという呼び名の方がメジャーですが、この呼び方は蔑称なんだそうで、ご本人方は神人=カミンチュや物知りという呼び名を使ってました)マンション・アパートの1階に住んでいる場合は、自分の部屋で屋敷の御顔が必要だと言われていたので、大慌てでそちらの準備も整えました。

集合住宅用の略式の御願ポイントを、お供え物が入ったお盆を持ってその都度線香を焚いて拝み、どうにかデイケアの方がばあさまを迎えに来る前に全て終了させる事ができました。

玄関に焚いた線香が燃え尽きてから迎えの方がいらしたので、ホントにぎりぎりセーフ(; ̄ー ̄A。
線香が燃えているすぐ傍を、ばあさまが乗った車椅子を通したくありませんからね…ι
タイヤが燃えたら大変だし…( ̄▽ ̄;)。

ちなみに、天に帰ったヒヌカンさんは旧暦1月4日に帰ってきます。
そしてその際もお迎えするための御願があるんですよ~。
ホント、月毎に色んな行事があるわねぇ…(^_^;)。

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