旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

歌仙五回目「トラックに牛」の巻 表裏終わり、名残の表~

2022-12-24 18:31:17 | 連句でコミュ力 UP


「歳晩のトラック」前回は表と裏と途中まで、今回は名残の表と裏の途中まで

名残の表
 一 弥生野を追ひかけつこの子の笑ひ miiido 春
 二  命つないだユニセフからの チリ
 三 紡がれしタペストリーは色褪せて ドスン
 四  想い出深きイスタンブール 段々
 五 見覚えのショールの女の泣きボクロ arata 恋 冬
 六  嫉妬の窓を凩が抜け 敦煌 恋
 七 別名で残したファイルそのままに チリ
 八  裏金詰めるボストンバッグ Miido
 九 星流れ夜行列車は北の大地を 段々
 十  ひとり黙して涙ながるる  ドスン
ナオ11 丸めたる月見団子はみないびつ 敦煌 月 仲秋
 12  神々しくも銀杏の葉形 Arata 晩秋


名残の裏
 一 渡り鳥今年も来たかあのつがい チリ 三秋

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//は、三句の渡り前句からの発想を付句に 書いています。

名残の表
 一 弥生野を追ひかけつこの子の笑ひ miiido
//うたたねをする人 追いかけっこをする子 さまざま   
 二  命つないだユニセフからの チリ
//学校給食のアルミの椀で、あれはユニセフだったとか。今はウクライナか有難や。
 三 紡がれしタペストリーは色褪せて ドスン
//ひもじい思いは遠くなり 
 四  想い出深きイスタンブール 段々
//行ったことは無いのですが何となく憧れて
 五 見覚えのショールの女の泣きボクロ arata 恋
//イスラム教はスカーフを纏った女性が~
 六  嫉妬の窓を凩が抜け 敦煌
//後宮なんて今時はやらない?あ~あ! さぶっ!!
 七 別名で残したファイルそのままに チリ
//背骨の凍る御息所の、オオ怖。触らぬ神に祟り無し。
 八  裏金詰めるボストンバッグ Miido
//別名で残したファイルには 金の匂いが溢れる
 九 星流れ夜行列車は北の大地を 段々
//逃避行はひたすら北へ
 十  ひとり黙して涙ながるる  ドスン
//旧制高等学校寮歌 ”北帰行… より
ナオ11 丸めたる月見団子はみないびつ
//我ながら不器用だなぁ…
 12  神々しくも銀杏の葉形 Arata 晩秋
〃神わざでしょうか、全て見事な形の葉です

名残の裏
一 渡り鳥今年も来たかあのつがい
//池の鴨が去年と同じところに帰ってきた。