門屋定
雛飾り令和になっても月遅れ
般若経覚えられずや彼岸明け
散歩道山の麓の桃の花
高尾田山人
時といふ金失くす朝寝して
亀鳴くや兎にひきはなされたとて
さくらとは限らぬものを季語の花
二神重則
水仙やわびしき部屋をリニューアル
行き過ぎて見上げる先や朧月
春彼岸母の味付け忘れけり
玉乃井永
二度見する白檀香る花衣
葱坊主首をはねられポンと泣く
ウミウシだ濡れるパンツにはしゃぎ声
吉川正紀子
花の宴昭和の歌に盛り上がり
おしゃべりもペースが落ちず桜餅
落ち椿声なき水に浮かびおり
新井文子
逞しくツクシ顔出す廃線路
夜半の雨八分桜の色冴えて
男前一張羅着て四月馬鹿
長井知則
常節を楊枝で突く伊豆の宿
風呂上り孫には無いと種痘痕
また来襲頭痛の種の黄沙かな
雛飾り令和になっても月遅れ
般若経覚えられずや彼岸明け
散歩道山の麓の桃の花
高尾田山人
時といふ金失くす朝寝して
亀鳴くや兎にひきはなされたとて
さくらとは限らぬものを季語の花
二神重則
水仙やわびしき部屋をリニューアル
行き過ぎて見上げる先や朧月
春彼岸母の味付け忘れけり
玉乃井永
二度見する白檀香る花衣
葱坊主首をはねられポンと泣く
ウミウシだ濡れるパンツにはしゃぎ声
吉川正紀子
花の宴昭和の歌に盛り上がり
おしゃべりもペースが落ちず桜餅
落ち椿声なき水に浮かびおり
新井文子
逞しくツクシ顔出す廃線路
夜半の雨八分桜の色冴えて
男前一張羅着て四月馬鹿
長井知則
常節を楊枝で突く伊豆の宿
風呂上り孫には無いと種痘痕
また来襲頭痛の種の黄沙かな
4月12日の愛媛新聞に掲載されました。
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