山本周五郎 朗読『さぶ』1-5
山本周五郎の朗読を祖母に聴いてほしくて読んでいます。
今回の朗読は『さぶ』1-5です。
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ぜひ、お気軽にお越しください。
『さぶ1-5』あらすじ
山本周五郎 朗読『さぶ1-5』あらすじ
https://www.macedoniansincanada.com/sabu1-5/
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用事が済んだ"栄二"は綿文を出ます。
そこへ"おすえ"がやってきて、「大きくなった」と言ったことを"栄二"に謝ります。
"栄二"は、そんなことは気にしていないことを伝えました。それよりも、"おすえ"の成長ぶりを振り返り、微笑しながら帰路につきます。
小舟町へ帰ると、店の裏にある空き地で"さぶ"が1人、糊の仕込みをしています。お店は休みなのに、です。
泣きながら作業をする"さぶ"を見て、"栄二"は理由を尋ねますが、"さぶ"は答えません。
「ほんとになんでもねえんだ、頼むからおれを放っといてくれ」と咽びながら"さぶ"は顔を背けたのでした。
そこへ"おすえ"がやってきて、「大きくなった」と言ったことを"栄二"に謝ります。
"栄二"は、そんなことは気にしていないことを伝えました。それよりも、"おすえ"の成長ぶりを振り返り、微笑しながら帰路につきます。
小舟町へ帰ると、店の裏にある空き地で"さぶ"が1人、糊の仕込みをしています。お店は休みなのに、です。
泣きながら作業をする"さぶ"を見て、"栄二"は理由を尋ねますが、"さぶ"は答えません。
「ほんとになんでもねえんだ、頼むからおれを放っといてくれ」と咽びながら"さぶ"は顔を背けたのでした。
「さっきのこと、堪忍して下さいね」
「さっきのこと、堪忍して下さいね」
「なにをさ」
「大きくなったって云ったこと」
「あたしほんとに、立派になったって云いたかったんです」
「いいよ、そんなこと」
「怒ってなんかいやしねえよ」
「ほんとね」
「よかったわ」
「なんだ、あんなこと、つまらねえ」
「あたし初めて栄さんに会ったとき十三だったけれど、栄さんのこと、怒りっぽいこわい人だなって、思ったのを覚えてるわ」
「――おれだっておめえのこと覚えてたよ」
小舟町へ帰ると、裏の狭い空地で"さぶ"が糊の仕込みをしていた
「さぶ、どうしたんだ」
「休みじゃあねえか、なにをしてるんだ、おまけにこんな裏なんかへ出たりしてさぁ、え」
「どうしたんだ」
「なにかあったのか」
「なんでもねえ」
「なんでもねえんだよ」
「泣いてるじゃねえか」
揉み出しを始めれば、壺へ仕込むまで手は放せない
「いいじゃないか、いってきなよ」
「おれのことは構わなくってもいいよ」
「ばか云え、一人でなんかいけるかい、おめえが仕事をするんならおれだってすらあ」
「綿文で襖の尺を取って来たんだから、紙を揃えにかかったっていいんだ、おめえもこんなところでなく、仕事場へはいってやったらどうだ」
「おらあ、ここがいいんだ」
「うっちゃっといてくれ」
山本周五郎 『さぶ』1-5を朗読した感想
山本周五郎『さぶ』の朗読は、毎回初見です。
箪笥の抽出に鼠がいた、と"おその"は言いました。
はたして本当に鼠はいたのでしょうか?気になります。
時代劇小説、特に山本周五郎作品が好きな祖母へ、この朗読が届いたら幸いです。
あなたの感想もぜひ、YouTubeチャンネルのコメント欄で教えてください。
山本周五郎 朗読『さぶ1-5』あらすじ
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