厚生労働省のホームページの中に「住み替え支援事業について」というページがあります。そこに「豊かな住生活を実現するためには、住宅と世帯のミスマッチ(高齢者が広い住宅に少人数で暮らし、子育て世帯が狭い住宅に暮らしている状況)を解消するとともに、高齢者が加齢とともに身体機能が低下した場合でもできるだけ自立して暮らせる住宅に居住できるようにすることが重要である。」と記されています。この事業は、高齢者世帯を有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に住み替えてもらい、空いた「広い住宅」を子育て世代に貸し出すという制度で、高齢世帯は賃貸料を得ることができるし子育て世代は安い賃料で広い住宅に住むことができ皆がハッピーになる「はず」でした。しかし、平成18年10月から平成21年10月までの制度活用実績は129件(前述ページ)となっており、原因として制度設計の非効率(高齢者等の住み替え支援事業の考察(小川香名子 2012年2月))などが挙げられています。
この制度の背景として「高齢者が広い住宅に少人数で暮ら」すことと「身体機能が低下した場合でもできるだけ自立して暮らせる住居に居住」が挙げられていますが、こうした理由が高齢者の住み替えにつながるのかを考えてみたいと思います。(続く)
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )
この制度の背景として「高齢者が広い住宅に少人数で暮ら」すことと「身体機能が低下した場合でもできるだけ自立して暮らせる住居に居住」が挙げられていますが、こうした理由が高齢者の住み替えにつながるのかを考えてみたいと思います。(続く)
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