新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ目

2021-01-12 20:55:07 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第356弾


昨日(1月11日)夕方にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。





ハエは採集しないと科もよく分からないのですが、今は引っ越し準備でとても調べる余裕がありません。それで、写真だけで何とかと思っているのですが・・・。このハエはイエバエっぽいのですが、よく見ると、翅脈A1脈が大きく曲がり、Cu融合脈と交わりそうな雰囲気です。それで、ヒメイエバエ科ではないかと思いました。ヒメイエバエ科は以前イエバエ科に入れられていました。「日本産昆虫目録第8巻」によると、日本産ヒメイエバエ科は2属で、Fannia属には53種、Piezura属には2種が記録されているようです。





これも同じ種ではないかと思ったのですが、写真がはっきりしないので、よく分かりません。





これはいつも見るユスリカ科のエリユスリカ亜科です。





これは何でしょうね。写真がはっきりしないのですが、翅の前縁に刺列が並んでいるような気がしないでもありません。それで、トゲハネバエ科かなと思ったのですが、どうでしょうね。





最後はこの間から見ているナミキノコバエ科です。たぶん、Boletina属だろうと思っているのですが、ネットで探すとBoletina属翅脈の載った論文が見つかりました。

S. W. Taber, "A New Nearctic Species of Boletina Staeger Fungus Gnat (Diptera: Mycetophilidae)", Southwestern Entomologist 37, 159 (2012). (ここからダウンロードできます)

この論文はBoletina setaceaについて書かれたものですが、翅脈を比べる限り実によく似ています。たぶん、Boletina属までは合っているのではと思いました。


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