家の近くのむし探検 第3弾
4月16日にマンションの廊下を歩いた後で、近くの道路脇の茂みで虫探しもしました。虫はあまりいなかったので花も撮ったのですが、それは次回に回します。
まずはハエを写したのですが、ハエは採集しないと科も分かりません。何でしょうね。
次はフタツメカワゲラの仲間です。フタツメというのは単眼が2個という意味ですが、通常カワゲラは3個持っているのでこんな名前がついています。でも、「原色川虫図鑑成虫編」で調べてみると、フタツメカワゲラ属 Neoperlaの含まれるカワゲラ科の中でも、また、それ以外でもヒロムネカワゲラ科にも単眼2個の種がいるみたいです。この属には5種が記録されていますが、多数の未記載種がいるため外観だけでは名前まで分かりません。
これもカワゲラです。これについては以前調べたことがあります。そのときはカミムラカワゲラ属の一種ということになったのですが、その後、もう少し検討し、カミムラカワゲラらしいということになっています。
次はトビケラです。トビケラも採集すれば属くらいまでは達すると思うのですが、今回はパスです。
これはアムールシロヘリナガカメムシ。
それから、たぶん、
これはこの間見たハルササハマダラミバエかな。
このカワゲラ。翅に少し紋があるので、モンオナシカワゲラかなと思ったのですが、先ほどの図鑑を見ると、どうも紋が小さすぎるようです。オナシカワゲラの仲間かもしれません。
これはたぶんケブカクチブトゾウムシ。
最後はハバチの仲間です。肘脈の基部が縁紋側に曲がっているので、たぶん、ハバチ科シダハバチ亜科。それ以上は翅脈がよく見えなくてギブアップです。採集しないで写真だけだとどの虫も調べるのが難しいですね。でも、採集すると顕微鏡写真を撮ったり、文献を調べたりと後が大変になります。ちょっとしたジレンマです。
確かに前胸背板の白い模様を見るとそんな感じがしますね。図鑑を見て載っていない模様の種はたぶん、ナミテントウだろうと思っていたのが間違いだったみたいです。テントウ、意外に難しいです。