廊下のむし探検 第322弾
昨日(11/29)、マンションの廊下で見つけた虫の続きで、今日は甲虫です。
最初はナミテントウ。
これは3-4mmの小さな甲虫で、形からマグソコガネの仲間であることはすぐに分かります。ただ、図鑑を見ても皆似ていてなかなか分かりません。それで、「日本産コガネムシ上科標準図鑑」に載っている日本産マグソコガネ属の亜属への検索表で追いかけてみました。採集していないので詳しいところまでは分からないのですが、一応追いかけてみると以下のようになります。
①小盾板は小さく、上翅の長さの1/8~1/10程度の長さである
②上翅の間室はたいてい単純な形で平坦であるが、・・・
③前胸背板の側縁は両側並行か中央で強く丸くなるかで、後方に向かって明瞭に狭くなることはない
④体は長卵形か細長く、強くまたは適度に膨隆する
⑤上翅は先端部で第2~4条溝がすべてほぼ平行ということはなく、互いに接近したり、離れたりするか・・・
⑥前胸背板は基部に沿って細いが明瞭な横溝を伴い、横溝は粗い点刻が密に並ぶ。後角は横から見て鈍いが明瞭に角張り、上から見てわずかだが突出し、前方の側縁は浅く湾入する。・・・
⑥と⑦についてはこの写真で調べました。これが合っているとすれば、チャグロマグソコガネ亜属になり、さらに種の検索をしてみるとチャグロマグソコガネになりました。たぶん、これでよいのではと思っています。
これはアルファルファタコゾウムシ。
最後はナガゴミムシ亜科だろうというところまででそれから先はよく分かりません。
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