好きなことをできる喜び かみしめ日記

夢を叶えるためには、もっと死にもの狂いにならなきゃね。
と自分に言い聞かせている LEEの徒然日記

「悪の教典」

2012-10-30 11:56:36 | Weblog
九州旅行の行き帰りの電車の中で読了しました。

ネタバレありです。小説、映画を見る予定の方は気をつけてください。


タイトルとあらすじから、主人公がヤバイ人間やというのはわかってるのですが、その出し方がね、計算してるんやろうなぁ。って感じ。
上手いとか、イイ、とは、ちょっと言えないんですけどね。
うーん。

好みの問題で言うと、文庫で読んだんですけど、上巻の終わり近くまでくらいは好きです。
両親殺したところと、その回想が終わったところ。
回想終わってにやけてるっていうのが、意表をつかれて、「ほぉー」って思った。
その辺りくらいまでは、よかったんですけどねー。
でもまあ、ここで、って、回想終わってね、ちょっと悲しそうとか、淋しそうな表情とかしてくれてると、もっと、わたし好みではあるんですよね。
本心から、悲しんで、淋しがってるってのがいいのよ。後悔とか、罪悪感は一切ないけど。ってのがね、見たかった。


で、後半、てか、えーっと、釣井先生殺しちゃう辺りから、ちょっとねー。
あっさり殺し過ぎ。
もっと、怖がらせてほしかった。
そして、釣井先生と校長のこと、蓮実にも知ってほしかった。
その上で、「ああ、そういうことね」って、すっきりさせてからやっちゃってほしかったなー。なーんか、物足りん。

あとはねー、もう、怒涛のごとく殺戮が開始されるわけですが、まあ、「バトルロワイヤル」で、「デスノート」でした。
「デスノート」の時とか、キアスの感想でも言ってますが、主人公には、自分が「神」だと思ってほしくないんです。
そこにいっちゃうと、なんか、心の動きが単純化されてしまって面白くなくなる。
別に、苦悩してほしいとかは思ってないの。
神じゃない、そういう自分って言うのを受け入れて、淡々としててほしかったな。この話の主人公に関しては。まあ、そういう感じにはしてあるんやけど、なんかもうちょっとほしいのよ。なんやろうな、まわりを見下しすぎなんかな? 上手く説明で気ない部分なんですが、わたしにとっては、ちょっとおしい作品でした。

あー、話前後しますけど、早水圭介は、殺されてほしくなかったな。
セオリーになっちゃうかのしれんけど、生き残るのは、彼とあとの二人がよかった。

うーん。こんなもんですかね。

スピード感あったので、読み出したら結構早かった。
映画も気になる。
どこまで描くんやろう。
釣井先生の話とか、省かれそうやなぁ。
二時間でこの話全部は無理やろうからなぁ。
見に行くかどうかはわかりませんけど。
そういや、来週のAスタジオ、ゲスト英明君ですね。
ぼくらの時代にもでる。
確実に、これのプロモーションですね。
どうしよっかなー。
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