大阪千秋楽の日に、大阪城公園で早い桜が咲いていました。
目に沁みる青空でしたが、風は冷たい。とても冷たい。
北風と共に去っていくんだな。。。
思えば東京公演を見た日、宿泊した根津の地下鉄駅階段でものすごい強風が渦巻いていて、「“どっどど”風の又三郎じゃないか」と思ったものでした。
北風と共にやってきて、北風と共に去っていくのね。不思議。
友達に話したら「めっちゃ貴重なモン見れたやん!」と言われました。
そだねー。
東京バージョン、大阪バージョン、車椅子バージョン(といったら不謹慎なのだろうか)。
どれが一番良かったか決められないけど、印象的だったのは12日の車椅子版初回が無事終わったあとの、カーテンコール。
ちょっとぎこちなく拍手に応えていて、主演の二人だけで退場する際、柚希さんが車椅子を押してくれました。
優しく介助する看護師さんのように。。。ありゃ。窪田くんちょっと泣いてるー(私の角度からはよく見えた)。
うつむいてかなり泣いてるように見えました。
隣のおばさま方が「あの子、泣いてるわー」「泣かんでええ泣かんでええ」。小さい孫を慰めるかのように(笑)。
「でもよう頑張った」「上手いよね」と、忌憚無きご感想も頂きました。
関西人は本音ズバズバ星人なので、何を言われるやらヒヤヒヤでしたが、「ちえちゃん」ファンの方々にもご満足頂けたようで安堵。
きっと、「ぶっつけ本番」をなんとかやり遂げることが出来て、心からホッとした。あれは、安堵の涙だと思いました。
「もっといいものが見せられたはずなのに」「ふがいない」という思いも、当然あるでしょうが、それよりも何よりも、プレッシャーから解放された安堵感の方が勝っていた?
それほど、ギリギリの大バクチのように見えました。
ネットで、窪田くんのトレーナーさんとおぼしき男性のブログが、千秋楽昼公演開始直後にアップされ、「本人に許可をもらったから書きますが」と綴られていました。
東京で開業されてる男性のようで、SOSを受け大阪に飛んだのが12日の始発新幹線。
ざっと計算して、森ノ宮に最速で着いても朝9時。
11時に会場入りした、と書いてあったので、実質二時間で回復させたのですよね。
まったく動けず歩けずの彼を立たせた!歩かせた!
どんなハンドパワーなのでしょうか!?驚きです。
ウチの姉が整体を学んでいるのですが、股関節にちょっと問題を抱えていまして。
ある日、農作業をしていたら、突然腰が立たなくなってしまった。
動けない!
その時に、落ち着いて整体の自力施術をしたら、ほどなくシャンと立って歩けるようになったそうです。
窪田くんのトレーナーさんも、整体師なのかな?そう感じました。
(これを書いてたらまた姉にツッコミ入れられそう)
大ちゃんが靭帯をやった時にも、ナベさん=トレーナーの渡部さんがいち早く判断、一晩中膝を冷やしてくれてて、最善を尽くすことが出来ました。もう、受傷翌々日が手術だったはず。
窪田くんにはそんな人はいるのだろうか。。。
腫れて痛くて困るのは、とにかく眠れないこと。
睡眠が取れないとパフォーマンスが著しく低下するから、どうなっちゃうんだろうと心配MAXの私でした。いや、ヨソ様の息子さんというのにオカンか。
しかし、ちゃんと助けてくれる人が居て良かったです。
このトレーナーさんがもし居なかったら、休演・打ち切りだった?
すぐ駆けつけてくれる信頼関係を育てておくのも、大事な仕事のひとつですね。
「大ちゃんにとってのナベさん」が、窪田くんにも居てくれて、本当に本当に良かった。
東京公演の最初の方で怪我してたら、さすがに40回近くも車椅子では出来なかったはずだから、全公演中止になってたかもしれない。
残り4公演で救われた…。
それに、怒られそうだけど、演目がワケわかんないアングラ劇であったことも助かった。役どころは狂人だし。
これが「ロミオ」や「ハムレット」だったら、許されないじゃないですか。役として。急遽、車椅子のロミオって有り得ない。
いろんな意味で運良く救われてる。「持ってるな」と思いました。
それでも、「出演可能」と決まったのが開演三時間半前って。絶句やわー。
これが博打でなくて何なのでしょう。
運に救われてるとはいえ、結局全ての責任は自分の演技にかかってる。
失敗して大根芝居になってしまったら、今まで積み上げた実績も無に帰してしまう。
だってそんなに甘くないよ。
こんだけ熾烈な競争を繰り広げているエンタメ界。
「あいつ、駄目じゃん」で終わってしまってもおかしくない。
あの12日の昼公演は、窪田くんの役者人生がかかった大勝負だったと思う。
勝ったか負けたかわからないけれど、とにかく大過なく三時間演じ切れたことで、ホッとして泣いてしまったのかと。
「悔しい」というのは、あとになってジワジワ来るだろうなあ。
観られた方のレポを読んでいたら、その後の三回公演はどんどん進化していったそうなので、初回で「出来た!」自信を持てたことが良かったのでしょうね。
一座の打ち上げの集合写真もアップされていて、また号泣。
皆さん心からの「バンザーイ!(大成功)」って笑顔で、いろんな苦労もこれで報われたのよね。
舞台はナマものだから、様々なアクシデントがある事も知ってるけれど、主演のアンダーステディ(代役)無しでこの事態は初めて見ました。
映像残ってないから、観られた方のSNSレポと併せて、私の中でも大事な宝物として残しておきます。
窪田くんのあの涙を見ていたら、繊細で感受性の強い人やなあと思わざるを得ない。
大ちゃんといい、私って「硝子の少年」みたいな人ばかり好きになる。苦労多い(笑)★
目に沁みる青空でしたが、風は冷たい。とても冷たい。
北風と共に去っていくんだな。。。
思えば東京公演を見た日、宿泊した根津の地下鉄駅階段でものすごい強風が渦巻いていて、「“どっどど”風の又三郎じゃないか」と思ったものでした。
北風と共にやってきて、北風と共に去っていくのね。不思議。
友達に話したら「めっちゃ貴重なモン見れたやん!」と言われました。
そだねー。
東京バージョン、大阪バージョン、車椅子バージョン(といったら不謹慎なのだろうか)。
どれが一番良かったか決められないけど、印象的だったのは12日の車椅子版初回が無事終わったあとの、カーテンコール。
ちょっとぎこちなく拍手に応えていて、主演の二人だけで退場する際、柚希さんが車椅子を押してくれました。
優しく介助する看護師さんのように。。。ありゃ。窪田くんちょっと泣いてるー(私の角度からはよく見えた)。
うつむいてかなり泣いてるように見えました。
隣のおばさま方が「あの子、泣いてるわー」「泣かんでええ泣かんでええ」。小さい孫を慰めるかのように(笑)。
「でもよう頑張った」「上手いよね」と、忌憚無きご感想も頂きました。
関西人は本音ズバズバ星人なので、何を言われるやらヒヤヒヤでしたが、「ちえちゃん」ファンの方々にもご満足頂けたようで安堵。
きっと、「ぶっつけ本番」をなんとかやり遂げることが出来て、心からホッとした。あれは、安堵の涙だと思いました。
「もっといいものが見せられたはずなのに」「ふがいない」という思いも、当然あるでしょうが、それよりも何よりも、プレッシャーから解放された安堵感の方が勝っていた?
それほど、ギリギリの大バクチのように見えました。
ネットで、窪田くんのトレーナーさんとおぼしき男性のブログが、千秋楽昼公演開始直後にアップされ、「本人に許可をもらったから書きますが」と綴られていました。
東京で開業されてる男性のようで、SOSを受け大阪に飛んだのが12日の始発新幹線。
ざっと計算して、森ノ宮に最速で着いても朝9時。
11時に会場入りした、と書いてあったので、実質二時間で回復させたのですよね。
まったく動けず歩けずの彼を立たせた!歩かせた!
どんなハンドパワーなのでしょうか!?驚きです。
ウチの姉が整体を学んでいるのですが、股関節にちょっと問題を抱えていまして。
ある日、農作業をしていたら、突然腰が立たなくなってしまった。
動けない!
その時に、落ち着いて整体の自力施術をしたら、ほどなくシャンと立って歩けるようになったそうです。
窪田くんのトレーナーさんも、整体師なのかな?そう感じました。
(これを書いてたらまた姉にツッコミ入れられそう)
大ちゃんが靭帯をやった時にも、ナベさん=トレーナーの渡部さんがいち早く判断、一晩中膝を冷やしてくれてて、最善を尽くすことが出来ました。もう、受傷翌々日が手術だったはず。
窪田くんにはそんな人はいるのだろうか。。。
腫れて痛くて困るのは、とにかく眠れないこと。
睡眠が取れないとパフォーマンスが著しく低下するから、どうなっちゃうんだろうと心配MAXの私でした。いや、ヨソ様の息子さんというのにオカンか。
しかし、ちゃんと助けてくれる人が居て良かったです。
このトレーナーさんがもし居なかったら、休演・打ち切りだった?
すぐ駆けつけてくれる信頼関係を育てておくのも、大事な仕事のひとつですね。
「大ちゃんにとってのナベさん」が、窪田くんにも居てくれて、本当に本当に良かった。
東京公演の最初の方で怪我してたら、さすがに40回近くも車椅子では出来なかったはずだから、全公演中止になってたかもしれない。
残り4公演で救われた…。
それに、怒られそうだけど、演目がワケわかんないアングラ劇であったことも助かった。役どころは狂人だし。
これが「ロミオ」や「ハムレット」だったら、許されないじゃないですか。役として。急遽、車椅子のロミオって有り得ない。
いろんな意味で運良く救われてる。「持ってるな」と思いました。
それでも、「出演可能」と決まったのが開演三時間半前って。絶句やわー。
これが博打でなくて何なのでしょう。
運に救われてるとはいえ、結局全ての責任は自分の演技にかかってる。
失敗して大根芝居になってしまったら、今まで積み上げた実績も無に帰してしまう。
だってそんなに甘くないよ。
こんだけ熾烈な競争を繰り広げているエンタメ界。
「あいつ、駄目じゃん」で終わってしまってもおかしくない。
あの12日の昼公演は、窪田くんの役者人生がかかった大勝負だったと思う。
勝ったか負けたかわからないけれど、とにかく大過なく三時間演じ切れたことで、ホッとして泣いてしまったのかと。
「悔しい」というのは、あとになってジワジワ来るだろうなあ。
観られた方のレポを読んでいたら、その後の三回公演はどんどん進化していったそうなので、初回で「出来た!」自信を持てたことが良かったのでしょうね。
一座の打ち上げの集合写真もアップされていて、また号泣。
皆さん心からの「バンザーイ!(大成功)」って笑顔で、いろんな苦労もこれで報われたのよね。
舞台はナマものだから、様々なアクシデントがある事も知ってるけれど、主演のアンダーステディ(代役)無しでこの事態は初めて見ました。
映像残ってないから、観られた方のSNSレポと併せて、私の中でも大事な宝物として残しておきます。
窪田くんのあの涙を見ていたら、繊細で感受性の強い人やなあと思わざるを得ない。
大ちゃんといい、私って「硝子の少年」みたいな人ばかり好きになる。苦労多い(笑)★