西伊豆・松崎町のサラ・ダル家で昨年に引き続き、合鴨をさばいてきました。
今年の6月にやってきた合鴨たちは、暑い西伊豆のたんぼでひたすら雑草取りにいそしんできましたが、このたびお仕事が一段落しました。
これからは我が身をかえりみず身を持って人間様に尽くすということで覚悟した次第であります。
まずは合鴨たちのお命をいただくまえに合掌、その後はテキパキと「捌き」を進めます。
なにぶんにも量が多い(28羽)ので、てぎわよく進めなければなりません。
ここまで処理するのには、合鴨の表面を覆い尽くしている毛(羽根)をひたすら根気よく抜かなければなりません。
毛根を抜く「骨抜き」です。
こいつを使って1本づつ丁寧に抜くのがたいへんな作業なんです。
もも肉から始めてムネ、手羽と解体していきます。
これは捌きのプロがやっているので、きれいに調理されていますが、
素人がやるとこんなに上手にはいきません。
とにかくむずかしいです。
手先の器用さと根気が必要な作業です。
午前中ははりきってやったせいでおなかがペコペコ、お昼はカレーとどっさりの野菜サラダをいただきました。
午後もひたすら捌きました。
きょう一日かけて7人で頑張って20羽の処理がやっとでした。
まだ8羽残っています。
また例の燻製作るのでしょうか?
アレはとってもおいしいですからねぇ。
そんなに手間がかかるんですね。
普段何気なくいただいている鶏肉なんかも
もっとありがたくいただかなくては
なりませんね~。(ブロイラーは機械作業
なのかな?)
うちも犬ごはんで鶏頭は欠かしませんが、
生きてるのを捌くのはまた別の感情(?)が
ありますよね。
でもそういうことも出来る自分でありたいなぁ
とは、いつも思ってます。
しかしパパさん何でもできますねぇ、前回の
テーブルセットもびっくりでしたよ!
ワインベースの味をしみ込ませたあと燻製作業にとりかかります。
28、29日はあいにくの雨が降り続いています。
きょう29日(土)の午後あたりからやめばいいんですが・・・
実際に鳥を捌いてみると食べ物のありがたさが実感できます。
いのちをいただいているのですから、感謝しなければなりませんね。
このような経験はできるだけ多くの人達(子供も含め)に体験していただきたいものです。
食べ物を大切にしたり神聖なものであるという感覚が芽生えてくれればと思います。