「私が知る伊豆の湯で一番肌にいいのは長岡だった。宿は大和館(現南山荘)だったと覚える。」
川端康成氏が言葉に残した温泉といわれる 伊豆長岡温泉「南山荘」へ行って来ました。
南山荘の歴史
南山荘は明治40年(1907年)伊豆・長岡温泉を開湯したと言われる大和宇平が創業。
当時は創業者の名前をとって、「大和館」と名乗っていた。
昭和5年(1930年)より離れ風客室を京都の宮大工と共に建築し、
八年の歳月を経て昭和13年(1938年)に、純和風建築の粋を極めた客室が完成。
この頃、当荘をしばしば訪れていた北原白秋は、
新しい客室の落成式に参加しその雅趣に富む瀟洒な建築に感激し、
中国古典の名山である「終南山」に因んで「南山荘」と命名した。
昭和30年の自由党と日本民主党による保守合同の折には、
当荘において鳩山一郎以下の幹部が自由民主党と名付けたといわれる。
(南山荘のパンフより)
南山荘と北原白秋
北原白秋は昭和9年から14年にかけて、大和館(南山荘)を度々訪れて、歌作や歌集の編集にあたった。
白秋が初めて南山荘を訪れたのは、昭和9年6月3日のことで、富士裾野における野鳥の会に参加後、当荘で6日間の滞在。
この間、奥村博史画伯とともに大仁在住の門下生・穂積忠の案内で城ヶ島、天城、下田を巡った。
(南山荘のパンフより)
玄関からお風呂に行くまでは、ずぅ~っと長い階段を登っていきます。
館内にはこのような階段通路が迷路のごとくありました。
(一杯飲んだあとでは迷子になりそう)
露天風呂は冬季期間中お休み
石風呂は四国の名石”青石”をふんだんに使っています。
こんなにすばらしいお風呂にじっくり浸かって、なんと500円!!
我が家からくるまで1時間足らずの場所でぜいたくな時間をすごしてきました。
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