2010の暮れに行ったイタリアの旅行記。
今回はシリーズでアップして来た旅行記の最終回です。
◆ ラヴェンナ ◆
サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂(画像はクリックで拡大します)
ラヴェンナは何と言ってもモザイクが印象的でした。
PCのバックライトの力を持ってしても、
まったく伝わらない無限の奥行きのある煌めき。
「永遠の輝き」とは、
こういうものの為にある言葉だと思いました。
◆ フィレンツェ ◆
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(画像はクリックで拡大します)
フィレンツェはやはり大聖堂。
滞在中の殆どの時間を費やして、まだ全然見切れていない大聖堂は、
足掛け600年の時を越えて造られた聖堂だったことも驚きですが、
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(画像はクリックで拡大します)
いくら近寄ってみてもその密度が変わらない
全面を覆い尽くす装飾には、くらくらしました。
メディチ家の紋章
また、街のいたるところに、
薬丸を模したメディチの紋章がありました。
フィレンツェという街が、
いかにメディチ家の力で造り上げられた街だったのかも、
痛烈に感じました。
解剖されたヴィーナス@ラ・スペコラ博物館(画像はクリックで拡大します)
そして忘れられないのはラ・スペコラ博物館です。
解剖されたヴィーナスをはじめとした累々たる解剖蝋人形は、
まさに生と死が交錯するエロトスの響宴。
◆ ローマ ◆
噴水の廃墟@ローマ(画像はクリックで拡大します)
ローマの魅力はなんと言っても廃墟のミルフィーユです。
2,500年以上前からの遺構が、それ以降の各時代のものと折り重なって、
時には改造され、ときにはそのまま使われながら、
現代に息づいています。
トラヤヌスの市場(画像はクリックで拡大します)
ローマの原点が眠るパラティーノの丘、
カエサルをはじめ伝説の人々が集ったフォロ・ロマーノ、
あまりにも完成した街並のフォーリ・インペリアーリ。
日本にまだ文字があるかないか位の頃に、完全な都市国家が完成し、
しかも、最も幸福な時代とまで言われる時間が存在したこと。
それ自体も驚きですが、更に、
そらが街のド真ん中にかなり多く残っているのも驚きです。
コロッセオ(画像はクリックで拡大します)
そして、その頂点といえるのがコロッセオ。
宗教的場所に転用されたために、
今日まで壊されずに残ってくれたわけですが、
世界中の人に、知ってる廃墟を一つ挙げてくださいと尋ねたら、
おそらくこのコロッセオが一番多いのではないでしょうか。
サン・ピエトロ大聖堂(画像はクリックで拡大します)
そして、ローマで、また今回のイタリアで、
最も印象に残っているのはサン・ピエトロ大聖堂です。
想像を絶する巨額の費用と、究極のアーティストを使って造られた、
宮殿と呼んでもおかしくないその聖堂の地下には、
キリスト第一の使途であり初代教皇のペトロをはじめ、
歴代の教皇が眠っています。
飽くなき欲望と無数の遺体が同居する空間、
それはまさにラ・スペコラ博物館やダイヤモンド・スカルと同じく、
究極のエロトスの形だと思います。
◆
イタリアで受けた魂の振動が、
今でも体の中にあるのを強く感じます。
重たいボディブローを何発もくらった感じです。
この感覚はなんなんだと、
日本に帰って半年たった今でも思います。
全身を支配したイタリアが体から抜けるには、
まだまだ時間がかかりそうです。
最後にイタリアの印象です。
今回はシリーズでアップして来た旅行記の最終回です。
◆ ラヴェンナ ◆
サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂(画像はクリックで拡大します)
ラヴェンナは何と言ってもモザイクが印象的でした。
PCのバックライトの力を持ってしても、
まったく伝わらない無限の奥行きのある煌めき。
「永遠の輝き」とは、
こういうものの為にある言葉だと思いました。
◆ フィレンツェ ◆
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(画像はクリックで拡大します)
フィレンツェはやはり大聖堂。
滞在中の殆どの時間を費やして、まだ全然見切れていない大聖堂は、
足掛け600年の時を越えて造られた聖堂だったことも驚きですが、
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(画像はクリックで拡大します)
いくら近寄ってみてもその密度が変わらない
全面を覆い尽くす装飾には、くらくらしました。
メディチ家の紋章
また、街のいたるところに、
薬丸を模したメディチの紋章がありました。
フィレンツェという街が、
いかにメディチ家の力で造り上げられた街だったのかも、
痛烈に感じました。
解剖されたヴィーナス@ラ・スペコラ博物館(画像はクリックで拡大します)
そして忘れられないのはラ・スペコラ博物館です。
解剖されたヴィーナスをはじめとした累々たる解剖蝋人形は、
まさに生と死が交錯するエロトスの響宴。
◆ ローマ ◆
噴水の廃墟@ローマ(画像はクリックで拡大します)
ローマの魅力はなんと言っても廃墟のミルフィーユです。
2,500年以上前からの遺構が、それ以降の各時代のものと折り重なって、
時には改造され、ときにはそのまま使われながら、
現代に息づいています。
トラヤヌスの市場(画像はクリックで拡大します)
ローマの原点が眠るパラティーノの丘、
カエサルをはじめ伝説の人々が集ったフォロ・ロマーノ、
あまりにも完成した街並のフォーリ・インペリアーリ。
日本にまだ文字があるかないか位の頃に、完全な都市国家が完成し、
しかも、最も幸福な時代とまで言われる時間が存在したこと。
それ自体も驚きですが、更に、
そらが街のド真ん中にかなり多く残っているのも驚きです。
コロッセオ(画像はクリックで拡大します)
そして、その頂点といえるのがコロッセオ。
宗教的場所に転用されたために、
今日まで壊されずに残ってくれたわけですが、
世界中の人に、知ってる廃墟を一つ挙げてくださいと尋ねたら、
おそらくこのコロッセオが一番多いのではないでしょうか。
サン・ピエトロ大聖堂(画像はクリックで拡大します)
そして、ローマで、また今回のイタリアで、
最も印象に残っているのはサン・ピエトロ大聖堂です。
想像を絶する巨額の費用と、究極のアーティストを使って造られた、
宮殿と呼んでもおかしくないその聖堂の地下には、
キリスト第一の使途であり初代教皇のペトロをはじめ、
歴代の教皇が眠っています。
飽くなき欲望と無数の遺体が同居する空間、
それはまさにラ・スペコラ博物館やダイヤモンド・スカルと同じく、
究極のエロトスの形だと思います。
◆
イタリアで受けた魂の振動が、
今でも体の中にあるのを強く感じます。
重たいボディブローを何発もくらった感じです。
この感覚はなんなんだと、
日本に帰って半年たった今でも思います。
全身を支配したイタリアが体から抜けるには、
まだまだ時間がかかりそうです。
最後にイタリアの印象です。