黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

昌平橋駅跡

2011-12-21 02:10:47 | 鉄道遺産
父親が手術のために東京医科歯科大学病院へ入院し、
その流れでアップして来たお茶の水界隈。
父親は無事退院し、今ではお茶の水に通う事もなくなりましたが、
以前に訪れたお茶の水界隈のネタがまだあるので、
ついでにこの機会にアップしようと思います。

前回アップした万世橋駅跡がある万世橋から、
お茶の水方面へ橋一つ戻ると、
昌平橋という橋がありますが、
そのたもとにも、かつて駅がありました。

1908年(明治41年)から、
1912年(明治45年)の万世橋駅が完成するまでのたった4年間、
仮説的に造られていた昌平橋駅。→Mapion
今では、駅舎は勿論ホームもない幻の駅です。



万世橋駅同様、
かろうじて残る重厚な煉瓦造りの装飾が、
一般の高架と違う場所だったことを物語っているようです。







万世橋駅と違って、煉瓦高架の下には、
当時の面影はまったくなく、
現在はスパニッシュ料理店が入っています。
リーズナブルな店なので、
昌平橋駅跡へ行かれたら、立ち寄るのも良いかと思います。









御茶ノ水で万世橋、昌平橋とくれば、次は聖橋です。
昭和初期に造られた橋脚の奇麗なアーチ橋で、
御茶ノ水の顔とも言うべき橋。
震災後の節電で夜間のライトアップをしてませんでしたが、
父親が退院する12月初旬頃、
再びライトアップを始めたようです。


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