昔のことを言うのは好みじゃないけど、ウーマンリブのことを久々に思い出した。そう言えば、私も若い頃(大学生かな)はずっと考えていたなあ。それが今はすっかりそんなことは忘れて、毎日のらくらと過ごしている。本当にいい世の中になったもんだね。ここまで来るには、たくさんの女性の汗と涙が流れている。今だって、実は育児と仕事の両立に悩む女性は大勢いる。私はそんな時期をもう過ぎたので、対岸の火事になってしまったのね。
その頃、唯一男女同賃金を示していた、〇〇都市銀行にコネ無しで就職できたけど、夏過ぎたら新入男子行員とは仕事の内容も賃金もすっかり違っていた。まあ、騙された、って思いましたけど。課長の二人羽織も不平も言わずにこなしたけど、すっかりやる気をなくして辞めましたよ。
子育て一段落して入った某ヨーロッパ国の会社では、しっかりと仕事できる女性は、「独身か既婚子供なし」女性だけ、とはっきりと上司から言われて、まだまだだねえ、とうなだれるばかりだった。
私たちも不平ばかりを垂れ流していたわけではなかった。声高に権利を主張するのはあまり好まないので、友人と知恵を絞り、不平等扱いを逆手にとる方法を色々と考えて実行したなあ。上手くいったときもあるし、そうでないときももちろん多くあった。そうやって、できるだけ楽しくすごそうとしていたものだった。
今はもうすっかり開き直り、「それでどうなん」と言う(ことは少ないが)ばかり。一番苦手なのは、女性間の関係となった。先ほどの、「独身か既婚子供なし」の人達とは何だか薄くて見えない壁があるように感じる。なので、できるだけそれらが分からないように仕事する。それでも何かの拍子に分かってしまうと、それからはなんとも言えないオブラートに包んだようなキリキリする雰囲気になるときがある。これって何なん!
男性だと家庭円満は仕事上の大切な一要素だと見なされるはずだけど、女性が一択になるのは、やはりまだまだ女性の相対的地位が低いからなんでしょうかね。時間がかかるのか、それとも次元の違う話なのか、とにかく女性と男性がいなければ、人類は滅亡するのは間違いないだろうけど😜 。