”何事もよらず、一言 言わないと気がすまない人たちへ”
1996冬~神戸"TWEEDMATH"から届いた葉書。トラッドが好きだということをわかっているから書ける文章だ。
神戸、三宮高架下にあった時の"TWEEDMATH" オーソドックスなウィンドウディスプレイを懐かしく感じる。定期的にディスプレイを変えてウィンドウショッピングが楽しめた。
今のお店ではハンガーにかける、棚に並べるだけで、店にいる人、売る人たちに個性、主張がなく、ピリッとした緊張感がないし、ディスプレイにも創意工夫がない。
高校生のころ、メンズショップの扉をあけ、店の中に入るのに勇気が必要だった。デパートのVANコーナーとは一味違った緊張感があり、大人の世界への第一歩だった。店の人に教わったり、観察したりして自分のスタイルが築かれていった。
今はどうだろう?トラッドを極めるという"BROOKS"において「菱屋」を知らない世代に出会いびっくり、真のトラッドが伝わるはずはない。
当時の雰囲気を求めるのは贅沢なのだろうか。求めるのがいけないんだ、こんなものなんだと思ったほうがいい。
トラッドは突然、偶然にブランドの枠を超え私の前に現れる。「あなたが着てくれるのを待ってた」と・・・これがウィンドウショッピングの楽しさだ。
僕の気のせいでしょうか。
たしかに最近の"BROOKS"は問題ありですね、チェックオンチェックなど僕らは気を使ったものですが何でも有りという感じですね、またレジメンタルのウンチクがひどくとうとうボウタイが買えなっかたです。
この私に語るなって感じです。
まあ、Kuniさん我々とキャリアが違うし時代の流れですから。
「この私に語るな」この言葉で状況がよくわかるよ!
僕たちには当時のVAN、MEN'S SHOPというよい環境があって、よき時代にトラッドを楽しめたと思うし、それが60を迎えても尚、楽しめていることにつながっている。
嬉しい事だ。
私もメンズショップ(JON、クリヤ、アビエ、ニットー)でトラッドを学びました。先日、免許の書き換えで緑区を経由して平針に行った時、アビエに行きましたがリサイクルショップになっていてVANショップだった頃の面影は少しもなくガッカリしました。むかしの雰囲気の良いメンズショップはもうとこにも無いのでしょうか。寂しいですね。
僕も、ニットー、みゆき、テイメン、クリヤへよく行きました。そのころの紙袋まだありますよ!
先ほどまで僕の部屋で、ここにコメントをくれたkuniサンとこの話題でトラッド談義をしてたところなんです。
VAN倒産以降、お店も急激に減り、J.PRESSは個人店よりデパートへ、そんなこともSHOPの衰退に拍車をかけた。
今に至っては、女性が店に立つ売り場の多いこと、これでは本当のトラッドが売れるはずがない。自分で自分の首を絞めている。
あのころの”MEN'S SHOP”はもう現れないのでは・・・残念