ネパール旅行感想作文 1

2011-11-21 18:18:18 | 日々思うこと
定年なんて ずっと先のことのように思っていた
定年退職したら 海外旅行を行きまくろうね・・と話してきたけど
もうそれが現実のことになってしまった

亡くなった義父が 人生は走馬灯のようだよと言っていたのを思い出す

あっという間に目の前を通り過ぎていく・・・


まだ少し反抗期の残っているような?二男を留守番役にして
長女と長男と四人の旅行は 長男の熱とともに始まった
会社でのプロジェクトの締め切りと 社内旅行の幹事などで疲労が重なり
普段出さない熱がでて インフルエンザ??などと危惧しながらも
ナルヨウニナルダロウ方式で 成田から旅立ったのであった
フライト中はうなりっぱなであったが 深夜近くにカトマンズに着いて
薬を飲んで寝たら 翌日はどうにか復活できた(若さってすごい)


カトマンズに深夜に着いて 翌朝 さっそく街を歩いてみた
ホテルは繁華街のど真ん中で 朝から何件かお土産物屋さんが開いていた
四人で ちょっとウォーミングアップした後
ガイドのラジさんに連れられて ネパールの小京都バクタプルに行った
タクシーで約一時間のところにある落ち着いた街だった

カトマンズ市内をタクシーは抜けていくのだが なんとここで排気ガスの洗礼を受けた
交通ルールはあってないような道路には 自転車 車はもとより
人までが 勝手気ままに行き来している
中央線などなく前の車を追い抜くときには 対向車とぶつかりそうなこともある
道路も舗装中か?と思われる状態で がたがたで よってほこりが舞い上がっている
そのほこりと排気ガスの中を  私たちのタクシーもクラクションを鳴らしながら 
ソコドケソコドケ状態で 走っていく

一日でのどがお手上げ状態になってしまった 涙
二日目には 肺の中まで黒くなっている気がするくらい呼吸が苦しくなった
マスクを持って行って本当に良かったと思った
今回の旅行 この空気の悪さとクラクションの喧騒さえなければ
もっと数倍楽しかったと はっきり言える 苦笑

この日に行ったのは バクタプルと ティミという二つの街だ
バクタプルはポカラと並んで 過去に栄えた街である
街にはいくつかの門があって 観光客はそこで入場料を払う
バクタプルは大きな遺産であるために15ドルもするのだった
(ちなみに三日目に行ったポカラは2ドルであった)

どの町も寺院や王宮に囲まれた広場を中心にして栄えていた
バクタプルのニャタポラ寺院にはヒンズーの神をまつった五重塔もあり
当時の街並みを残す美しい街であった

私たち家族は とにかくエスニックな食べ物が大好きなので
今回の旅行も「食」を楽しむことも大きなテーマだ
初日の昼間からさっそくネパール料理♪
セットで頼むと お豆のスープカレーとホウレンソウの炒め物と
メインのカレーとご飯とチャパティがついてくる
観光客向けのレストランだったけれど とってもおいしかった
このお店のセットにはパパイヤのお漬物がついてきた
辛い香辛料と塩で漬け込んである
味は キムチと梅干を混ぜたような感じ 笑
かなり刺激的で はじめて食べる味だった

昼食後広場を離れて市内を歩いた
街の様子は 決して裕福であるとは言えない
でも 綺麗な靴を履いている人はいないが 
街角には靴の修理屋さんもあるし 
金物屋さんでも修理をしているし
布のお店の横には 仕立て屋さんがある
肉屋では 山羊をと殺しているし
卵屋さんの前には鶏が飼われている
ここには パック詰めのものになれた私たちが忘れてしまった暮らしがあった
いろいろなつながりが生活を支えていることを実感できる暮らしとでもいおうか
簡素で質素だけれど がっちり地に足をつけて暮らしている感じがした


カトマンズに帰る途中 もう一つの町に立ち寄った
この町は小高い丘の上にあった
ティミというこの小さい町は焼き物の街だった
漬物を作る時の壺や 神様へのお供え物を入れる器 
ウォッカみたいに強いロキシーというお酒の杯などを作っていた
街のそこかしこでろくろを回している家がある
そして わらをたくさん積んだトラクターが走っている
成型して乾かして焼くのは どこも同じ手法だろう
ちょうど わらを高く積んで器を焼いている袋小路に迷い込んだ


ネパールの街の時間がゆっくり流れていた
とくにティミの街の時間は 私の使っている時間とは違っていた
時計など必要のない時間 小刻みに区切られていない時間
太陽の動きとともに流れている天空の時間 
まさにそんな「時の間(はざま)」に迷い込んだ錯覚におちいった

2つの異なった趣の街を後にして カトマンズにもどった
夜もホテル近くのお見せでネパール料理三昧♪
その後は お土産屋さんを巡ってカトマンズの夜を楽しんだのだった




・・・・・・・

写真は ブクタプルの城門近くの露店の八百屋さん
量り売りをしながらお店の人もお客さんも楽しそうに過ごしている
そういえば 私の子供の頃には量り売りの八百屋さんがあったなぁ・・・

街並みや人々の様子などの写真は
作文が終わってから テーマに合せてまとめてアップしようと思っています

とりあえず 仏像とお寺は こちら でご覧いただけます











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