山中湖にて

瓦礫も巨大余震もTPPも確定らしい
先が真っ暗だ
私の命は諦めがつくけど
次の世代に過酷な思いをさせるのが
どうしても許せない

片方でどよーんと重たい気持ちを抱えながら
先週は姫路に行ったり飲み会したり
相変わらず薄氷の上の日常を楽しんでる
勉強は遅々として進んでないけど(笑)

ガイガーも届いて線量を定時定位置で計っている
室内で0.01マイクロシーベルト前後
そりゃ福島の方々の被曝に比べたら微量だ
でも万引きはよくて強盗はだめって論法が
間違っているのと同じくらい　
値が少なくともあってはいけないものなのだ

ただ値が毎日わかっても
生活はたいしてかわらないのだけれどね


なんか１０月は長かった
来月から夜間講習がはじまる
ネパール行きもある

近未来を憂いつつ　近近未来を楽しみにして
私の日常がながれていく
少しせつなく物悲しいけれど…

暖炉の前でホットワインを飲みながら
悲観の種も一緒に飲み込んで
一人でやけにストイック気分で
誰にだってくるものはくるのだし
藤村操の言葉の意味を改めてかみしめて
生きること　生きていることをながめている

そういえば爽やかな秋風の中　
山中湖湖畔をサイクリングして
ふと大好きな小説の一説を思いだしたのだったっけ

風たちぬ
いざ生きめやも