真夏の夜の夢

東京湾の花火を　家族で見に行きました
知り合いの釣り船に乗せてもらって
総勢１０人の大所帯で　楽しく花火観戦しました
息子二人は彼女を連れて　娘は仲間を連れて
そして私は相変わらず＾＾；連れ合いと一緒です　笑

夫婦で花火が好きで　結婚する前の年
隅田川の花火大会を見に行ったのを思い出します
上二人が小さい時に　土浦まででかけて
秋の花火師の大会を見に行ったこともあります
印象に残っているのは　西湖の花火です
子供たちとキャンプに行って　テントの中から
湖に打ちあがる花火を見ました
大きくはないけれど　素朴できれいだったのを覚えています

たぶん　私が幼稚園に入る前　隅田川花火大会がありました
交通事情などから中断してしまった大会は　３０年前に再開したのでした
その昔は　花火大会ではなくて　川開きといったそうな・・・
私は　その川開きの花火をしっかりと覚えています
あの頃は　周りに高いビルがなくて　隅田川の花火が
家から見えたのです・・・家といっても　瓦屋根の上です
ご近所みんなそろって　それぞれの家に屋根に乗って
あるいは　物干し台に乗って　花火を見たのでした
真っ暗な空に　きっと今とは比べ物にならないくらい
小さな素朴な　淡色の花火が上がっていたのでしょう
でも　私の心のイメージの世界かもしれないけれど
花火が上がると暗がりがぱっと明るくなり
周りにいる人たちの笑顔が浮かび上がったように思います
夜風も涼しかったように思う・・・・
あんな　花火はもう味わうことができないでしょう

もうこれが最後の花火なのかな・・・
花火が上がった後の暗がりは　それまで以上に暗くて
子供心には　せつなく悲しく感じられたものです
一瞬で消えてしまう　花火のはかなさを
子供心に　感じていたのかもしれません
まさか　その花火のはかなさが
人生にも通じるせつなさだと思ってはいなかったでしょうが・・　笑


おもしろうて　やがてかなしき

そういったのは誰だったでしょうか
お祭りが終わった後でも
花火が終わったあとでも
充実感と共に訪れる　せつなさはかなさ

そんなものを感じて　感傷的にもなる私でしたが
若者たちの楽しそうな様子に　ふっと元に戻って
父が昔　私の友達たちを大事に迎え入れてくれたように
私も子供たちの仲間を　すごく大事に素敵に感じたのでした

花火の写真は　こちら