奥能登の旅 ２

バスガイドさんが三日間ずっと　能登についてのことを語ってくださっていた
ほんとうに　こういう旅行も新鮮！！そしてかなり楽！！！
ただ座っているだけで　名所に行くことができるし
いろいろな情報を仕入れることができる
お魚もおいしくて　これまたメニューを見ずに上げ膳据え膳・・
後片付けのない食事って　なんておいしいのでしょう　笑
主婦としては　この三日間　お大臣さまになった気分だった


奥能登は　ガイドさんの伝えてくれるとおり
本当に何もないところだった
それは　マイナスのイメージでなく
私にはとても心豊かなことのような気がした
どこを通っても　田植えをしていたり
浜では塩を作ったりしている


瓦屋根は黒々とした釉薬が塗られている
湿気の多い気候ゆえ　少しでも水分を通したくないゆえ
また　雪が黒瓦だととけやすいゆえとのことだった
ふむ・・・　納得

また湿気の多さが　有名な輪島塗を生んだとのことだった
漆は湿気を好み　この地は漆にとって最適な気候なのだそうだ
県木はあての木（あすなろ）　件魚はヤリイカとのことだった
確かに宿泊のホテルなどで朝からイカのお刺身が出てきた

パーキングエリアでは　地元のおばあちゃんたちがお店を開いている
手作りの梅干やお漬物を求めた

一生懸命仏像の見学もしたけれど
今回は　周辺の楽しさも十分満喫できた


ある有名なパティシエが国宝松林図を見て
これは　七尾の松だと言ったそうだが
自分の通っている地と　七尾が結びついておらず
全く松林図のことなど思いもしなかったのだが
確かに私も　ぼぉっと眺めていた海岸線の松並に
ふっと松林図の松の様子が目に浮んできた
強い風に吹かれて　うねるように下枝を落とすように伸びている
たくましさとしなやかさが　同居しているような松である
七尾は　バスで通過しただけだったが
この地には等伯の記念美術館があるらしい

そういえば金沢21世紀美術館とか言う話題の美術館も近くにあった！

来年　吉田先生の見学ツァーは　前能登とのことなので
次回は少し計画を立てて　ツァーに付け足して
この地を楽しみたいと思った