朝の散歩

早朝ヘルパーの時間変更があって
また 朝の犬との散歩が再開した
数時間ちがうだけで 同じ道がまるで違った空気を伝えてくれる
早いほど人通りは少なくて心にわいてくる色々な思いにじっくり向き合える

十何年ぶりに訪ねてくれた知人
立派な陶芸家になった甥
イギリスで結婚した姪
新しく知り合った人
足早に去って行った人
あっという間に巣立とうとする息子
様々な思いを込めて 彼らをみつめている
いとおしく せつなく 時の流れを感じている

冬な朝の朝の冷たい空気の中で
私の心は いつもよりちょっと敏感になって
自分の心をいとおしんでいる

そんな私の気持ちなんか関係ないように
松と茜は朝の空気をきりさいていく

私の大切な大好きな時間

明日も一緒に この道を歩こう