行方不明

2011-08-20 14:37:21 | 猫大好き
はるちゃんが我が家から消えて一週間がたつ

近所の子が「おばちゃん ねこだよ」と
我が家に来た時は瀕死の状態だった

COOが死んで悲しい時だったので
なんとしてもこの仔を助けたかった

もともと生命力が強かったのか
インターフェロンが効いたのか
二週間もしたら元気になって
すっかり我が家の住人になっていた

NICOも「このちびうっぜえなぁ」と言いつつも
(言ってないか・・・笑)妹分としてかわいがってくれた

生きた子ネズミやせみをはるちゃんのお土産に咥えて帰ってきた
はるちゃんは それらをおもちゃにして 楽しそうに遊んだ



NICOとCOOはおす同士だったからいつも喧嘩していたけれど
COOが肺がんで弱っていって 死に向かう数日は
二人の喧嘩の一因だった私のベッドの下の居場所をCOOに明け渡した
COOが死ぬ前日 NICOはそのことを悟っていたと思う
私の部屋のいろんなところにマーキングした
多分 もはやこの場所は僕のものになると思ったのだと思う
COOが死んでも 思っていたほどにNICOは悲しまなかったのだ
こちらが悲しくなるほどに・・・・

多分 猫は死を死として受け入れられるのだ
自然の中の営みとして 去る者は去る者として
NICOはCOOの死を受け入れたのだ
厳しくもあるけど それが「受け入れる」ことなのだ


でも 今回 死の気配もなく突然はるちゃんがいなくなって
NICOはやけに さみしいさみしいと 私に訴えてくる
COOの時にはあれほど その死を冷たいほどに受け入れたのに・・・
毎日 にゃあにゃあ私にまとわりついてくる

はるちゃん どこにいっちゃったんだろうね・・・さみしいね

瀕死の時に目や耳がひどく傷ついていたから
おそらく三半規管に後遺症があって いつも首を傾けていた
きっと 音が聞きづらかったり 方向がわからない時があったのだと思う
実際 我が家の庭にいるのに家に戻れなくて 助けを呼ぶことがあったから

長男が「はるちゃんは 外に出さないほうがいいね」と言っていた矢先
行方が分からなくなってしまった

我が家にきて一年と一か月だった

悲しいけれど もう戻ってこない気がしている

どこかでだれかに拾われているといいけど・・・
何とも言えない 大きな甲高い助けを呼ぶような声で啼く仔だから
きっと 誰かの温情にすがって生きていると思いたい

シビアな二男は いや轢かれて死んでるでしょ・・・というけどね

うん いろんな出会いと別れがある

はるちゃんと過ごした一年は たのしかった
一年たっても ずっと子猫みたいでやわらかいかわいい仔だった


どこかで かならず 生きててね   


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