おじいちゃんのこと

2009-10-01 21:01:36 | 日々思うこと
おじいちゃんが救急車で運ばれて一週間がたった
一時はどうなることかと思ったが
今日の様子では おちつきをとりもどしてきて
ちょっと一安心できる状態になった

それにしてもおじいちゃんはすごい
天然で 皆を笑わせてしまうのだ
昔から ハロ~~ とか サンキュ~~とか
無意味に英語を使って 回りを笑わせてきた人なのだが
(決して人付き合いが好きな人ではなかったけど
彼独特のコミュニケーションを持っている人なのだ)
今回の入院でも おじいちゃんの独特英語を使うので
看護士さんや整体師さんが思わず笑ってしまうのだ
腕に床ずれの小さいのできてしまって その消毒をする時
当然本人としたらしみて痛いわけで そんな時
「いた~~い パス! パス!!」と朦朧としながら言うので
看護士さんたちが 「たしかにパスしたいですよね」と大爆笑してしまうのだ
今日も リハビリで体を動かしてもらっている時も
骨折した場所を触ると「なんだか 足がいた~~い」と柔らかく言うのだ
やってくれるほうだって怒鳴られるよりも そう言われたほうが
いやな感じはしないだろうと思う
まぁ 一緒に暮らしている時は 決してそんないい面ばかりではなく
私も我慢しかねるようなこともあったけれど
この天然の明るさ(独特の処世術)には ふっと肩透かしを食らったようで
気が抜けてしまうことがしばしばだったのだ

以前よく近所の人などに
「お元気そうで・・・どこかおわるいところなどないのですか」
と聞かれると 決まって
「体は悪いことはないんだが ここが・・」といいながら
頭をとんとんとたたいていた
そうすると 皆ぷっと吹き出してしまって楽しくなるのだった


この人とは不思議な縁だと思う
決して自分の娘とは仲良くない人だった
そして早くに妻とその娘を送り 何の縁もない私が
(まぁ 連れ合いのお父さんなのだけれど^^;)
この人の最後に付き合っている・・・
ほんと なんか不思議な感じがしている


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3 コメント

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父! (ネモ船長)
2009-10-02 01:12:29
読ませていただきながら

父を思い出しております。

介護施設での父の姿は

穏やかでほとんど私たちのことは

忘れているのですが、どこかで見知った人と

とらえてはいるようでした。

会津磐梯山の裾野にある所でしたから

雄大な自然に囲まれて静かに暮らしていまし

た。そのせいか皆様に好かれていました。

それを見ている私たちも幸せでした。



穏やかな日々でありますように!
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安心するよねえ・・・ (hima)
2009-10-03 02:56:50
直接、手をかけて介護するわけではないけれど、
施設や病院で、穏やかに、愛されて暮していてくれる様子を見ると、ほっとする。
語彙がめっきり減った母の会話も、妙に適切な言葉が出たりして、、、
本人に必要な言葉は、最後まで記憶にあるのかなあ?とかと思う。

本当に、、、穏やかな日々を!
返信する
本当に! (yumi)
2009-10-03 16:33:07
おじいちゃんは吸引の酸素濃度も薄くなって
だいぶよくなってきたようです
最新の医学によって 命をいただいております

寝たきりにさせない・・
時間ごとの体位交換 寝ている姿勢の矯正などなど・・
その姿勢を看護士さんやリハビリのスタッフの方々から感じます

穏やかな日々は多くの方々によっていただいていると思います

ひまさんやネモさんと同じような親に対する思いを共有できて
うれしく感じ そして心強いです

いつもありがとうございます
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