最近の私は あまり小説を読まない
なんだかまどろっこしくて 面倒くさくなってしまう
手に取る本は 美術関係の本か エッセイとなる
(村上春樹はなんだかこの枠に入らないけど・・・)
先日 神田の古本市に行った
昔は本当に古本ばかりが並んでいた気がするが
久しぶりに行ってみてびっくりした
屋台は出るは ブラスバンドの行進はあるは
まるで 代々木公園のイベント会場みたいだった
古本だけでなく文具なども並んでいる
そして小さい出版社さんの在庫処分なんだろうな
沢山のお店がスズラン通りにずらっと並んで
一つ一つのお店の店主さんが 熱く本を語ってくれて
とてもとても面白かった
その中の一店で素敵な本を見つけた
イギリスの作家の翻訳本を扱っている出版社のようだった
二冊求めた
ロザムンド・ピルチャー作
ロザムンドおばさんの贈り物
イギリスの人気作家らしかった
私が本を手に取ってたら 店主が一生懸命すすめてくれた
そうしたら 通りすがりの高齢(私よりは)のご婦人が
「その本 訳も素敵ですよ 買われたらいいわ」とおっしゃった
彼女が なんだかとても素敵で つい買うことにを決めてしまった
長編小説で人気のある作家らしいが この短編集もなかなかいいらしかった
そして 読んでみて うん 素敵だなと思えた
特に重たいテーマや主義主張があるわけではない
でも作者の生活感に根付いた 登場人物の心の描写が
やさしくて暖かくて こちらの気持ちを和ませてくれるのだ
あぁ 生活していく中で こんなこと 感じたことあるなって
すごくやさしいきもちになって 心の緊張がほどけてくるのだ
・・・とはいえ まだ半分しか読んでいない
でも短編集だから 時間のはざまを埋めるように読んでいこうと思っている
もう一冊は 村上春樹がIQ84を書くのにもとにしたといわれる小説
それを書いた ジョージ・オーウェルのエッセイ集だ
ジョージ・オーウェル作
一杯のおいしい紅茶
これは 村上春樹がらみだったので読みたくなった
読んでみて うん
文章の根底にあるこつんとした感じがとても似ていると思った
とくに 題名にもなっている 一杯のおいしい紅茶 は
作家本人のこだわりが 歯切れの良さとともに心地よく伝わってきて
ついつい 次のエッセイにはどんな気持ちいい出会いがあるだろうと
ページをめくる手が ついつい早くなるのだった
第二次大戦直後に 様々な雑誌にエッセイを書いていたようである
このエッセイ集も まだ読破半ばだけれど
おそらく 私の大好きな本のベストテンに入る予感がする
とても気に入った一節を記しておこうと思う
「娯楽場」より
人間とは何か
人間が必要とするものは何か
どうすれば自己をもっとよく表現できるか
こういう問題を問うことからはじめるなら
単に労働を回避して
生まれた時から死ぬ時まで人工照明に照らされて
缶詰の音楽を聴きながら暮らす力など持ってみても
無意味なことに気がつくだろう
人間はぬくもりと交際と余暇と慰安と安全を必要とするのである
と同時に 孤独と独創的な仕事と脅威を感じる感覚も必要なのだ
この事実を認識すれば あるものが自分をさらに人間的にするか
非人間的にするかというただ一つのふるいにかけて
科学や産業主義の成果も選びながら利用することができるだろう
なんだかまどろっこしくて 面倒くさくなってしまう
手に取る本は 美術関係の本か エッセイとなる
(村上春樹はなんだかこの枠に入らないけど・・・)
先日 神田の古本市に行った
昔は本当に古本ばかりが並んでいた気がするが
久しぶりに行ってみてびっくりした
屋台は出るは ブラスバンドの行進はあるは
まるで 代々木公園のイベント会場みたいだった
古本だけでなく文具なども並んでいる
そして小さい出版社さんの在庫処分なんだろうな
沢山のお店がスズラン通りにずらっと並んで
一つ一つのお店の店主さんが 熱く本を語ってくれて
とてもとても面白かった
その中の一店で素敵な本を見つけた
イギリスの作家の翻訳本を扱っている出版社のようだった
二冊求めた
ロザムンド・ピルチャー作
ロザムンドおばさんの贈り物
イギリスの人気作家らしかった
私が本を手に取ってたら 店主が一生懸命すすめてくれた
そうしたら 通りすがりの高齢(私よりは)のご婦人が
「その本 訳も素敵ですよ 買われたらいいわ」とおっしゃった
彼女が なんだかとても素敵で つい買うことにを決めてしまった
長編小説で人気のある作家らしいが この短編集もなかなかいいらしかった
そして 読んでみて うん 素敵だなと思えた
特に重たいテーマや主義主張があるわけではない
でも作者の生活感に根付いた 登場人物の心の描写が
やさしくて暖かくて こちらの気持ちを和ませてくれるのだ
あぁ 生活していく中で こんなこと 感じたことあるなって
すごくやさしいきもちになって 心の緊張がほどけてくるのだ
・・・とはいえ まだ半分しか読んでいない
でも短編集だから 時間のはざまを埋めるように読んでいこうと思っている
もう一冊は 村上春樹がIQ84を書くのにもとにしたといわれる小説
それを書いた ジョージ・オーウェルのエッセイ集だ
ジョージ・オーウェル作
一杯のおいしい紅茶
これは 村上春樹がらみだったので読みたくなった
読んでみて うん
文章の根底にあるこつんとした感じがとても似ていると思った
とくに 題名にもなっている 一杯のおいしい紅茶 は
作家本人のこだわりが 歯切れの良さとともに心地よく伝わってきて
ついつい 次のエッセイにはどんな気持ちいい出会いがあるだろうと
ページをめくる手が ついつい早くなるのだった
第二次大戦直後に 様々な雑誌にエッセイを書いていたようである
このエッセイ集も まだ読破半ばだけれど
おそらく 私の大好きな本のベストテンに入る予感がする
とても気に入った一節を記しておこうと思う
「娯楽場」より
人間とは何か
人間が必要とするものは何か
どうすれば自己をもっとよく表現できるか
こういう問題を問うことからはじめるなら
単に労働を回避して
生まれた時から死ぬ時まで人工照明に照らされて
缶詰の音楽を聴きながら暮らす力など持ってみても
無意味なことに気がつくだろう
人間はぬくもりと交際と余暇と慰安と安全を必要とするのである
と同時に 孤独と独創的な仕事と脅威を感じる感覚も必要なのだ
この事実を認識すれば あるものが自分をさらに人間的にするか
非人間的にするかというただ一つのふるいにかけて
科学や産業主義の成果も選びながら利用することができるだろう
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