子供は悪魔

期間限定で孫と暮らして
自分の子育ての時を振り返っている

子供は泣くのが武器
泣きわめき思いを通そうとする

自己主張とわがまま

育てる側としてこの二つの狭間で
どこまでを許容するのか 迷い戸惑う


子供はとてもしたたかで
それは無意識かもしれないけれど
わがままを通す道を
親の愛を天秤にかけて探し出す
無理が通れば道理がひっこむそってやつだ

迷いながらも 自分流の接し方をしてきた
曲げたくないものは曲げないできた
そのように 接してきた
ある時は 山ほど感情的にもなった
当然 完璧ではなかった
子供らを傷つけたこともあったかもしれない
でも 私というフィルターを通して
そして多くの人の手助けの中で
子供らは成長した
愛があればこそ 成長できたのだ

いつか あれが愛だったとわかる時があるのだ

子育てに正解はない
積み重ねの中で 繰り返しの中で
子供自身が 成長していくのだ

子供は悪魔だ
親は壁でなくてはならぬ
無限に増殖する欲望の盾でならねばなれぬ
壁になる方法は 親の数だけあるだろうが
子の中に潜む悪魔に振り回されずに 人の道を説えば
自ずとその子は自身の道を拓いていくだろう