脱力感

2008-09-25 20:43:04 | ヘルパーのお仕事
この一年関わっているOさん
夏に入院して八月の末に退院してきた
右半身麻痺で 歩行は無理の車椅子の生活になった
もとより骨の病気をお持ちなので車椅子生活だったが
入院前よりも いっそう行動できることが減ってしまった
姪(といっても72歳)の方との二人暮し
彼女たち二人の生活圏に この一ヶ月私が入ることになった
事業所には無茶だといわれたのだけれど
毎朝一番いつもの犬の散歩をヘルパー時間に宛てて
朝の身支度介護を引き受けたのだった

毎朝 トイレと着替えと洗面と朝食をお手伝いした
あとはベッドメイキングや こまごました雑用をした
私なんか考えられないくらい きちんと生活されているお二人に
ぐいぐいひきつけられるような心地よさを感じる朝の時間だ
ただ 私の介護時間はたかが1時間半
それ以外はすべて姪の方がなさっている
夜中のトイレから 食事から 何から何まで!

お二人は戸籍上は姪と伯母だけれど 血のつながりはない
Oさんのお針の弟子だったCHさんが ご縁あって籍をいれたらしかった

二人の絆は ものすごく固い
普通の親子や親戚にはない 思いやりがあるし
互いに歩んできた道上で築いてきた確固たる信頼感があるから
私にはまねできないような 介護をCHさんはなさるのだろうと思った
まさに一心同体のようなお二人を毎朝 まぶしい思いで見つめてきた
 
今日 退院後はじめての通院となった
病院同行をしたのだけれど・・・残念なことに
血液検査の結果が良くなくて 再入院となってしまった

がっかりしたような・・・・でもちょっと ほっとしたような・・・
私の毎朝のヘルパー出動も 思えば今までのヘルパー業務より
自分自身がかなり責任を感じで 気を張ってやっていたので
明日の朝から 一時的でも ヘルパーに入らないのはほっとするのだ
あと なにより四六時中の介護をしているCHさんが
一ヶ月ぶりにゆっくり休息できると思うと
それが 本当にこのご家族への神様からのプレゼントに思えるのだ

緊急入院で いろいろな手続きをして・・
なんでアカノタニンさまのこんなことをしてるんだろうって
自分で不思議に思えて 苦笑いしてしまった

明日の朝は 久しぶりに早朝の松と茜との散歩をしようと思う


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2 コメント

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暖かな光景 (ハッピーまこ。)
2008-09-26 12:20:37
老老介護の姿が目に浮かんできますが、それは
今までの情報から得られる悲惨なものではなくて
心温まる光景で、私の心まで暖かくなるようです。

でも気がつかないうちに溜まるストレスが(OHさんの)
再入院でリセットされる良いですね。

それにもまして、様々の需要の方がいらしゃるなかで
その家庭をお引き受けされる虹さんの優しさに感動しました。

しばらくの間朝の新鮮な空気を吸って
虹さんもリセットなさってくださいね。
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Unknown (yumi)
2008-09-28 16:26:24
ハッピーまこさん かきこみをありがとうございます
本当にこのお二人の絆の強さは感動ものです・・
また生活向きも 「よき昔」がたくさん残っていて
一緒にいると懐かしいような気持ちがしてくるのです
(たとえば いっつも着物を着ているとか・・・)

そして ストレスの結果として
CHさんは帯状疱疹ができてしまっているので
何とか それを早く治して欲しいと願っているのです

私はどうもイレギュラーなものが好きなようです
時間通りの型にはまった行動(仕事?)より
自分の思いの通っている行動を求めてしまうようです 
いい面と悪い面があると思うけど
どっちにしても これが私なのだと思います

今日は代々木公園のインドフェアでカレーを食べて
すっかり 気持ちも胃袋もリセットしてきました!
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