読書してみた

どうしても　世情の悪さを打ち崩せない感じをぬぐえなくて
マエハラナニガシに決まったら　もう雪隠詰めだし
コイケジョシは思った通りの暴走だし
来るべき望まない未来をどう生きるのかと
恐ろしく悲観的な気分になってるわけだけど
どこかに希望はないかと読んでみた一冊

ヒトラーに抵抗した人々

ナチスによるホロコーストは人類にとって最悪の恥部だが
その同胞のしていることに NOを突きつける勇気のある人々がいた
個人レベルで隣人であるユダヤ系の人を匿った人
コミュニティを作り ユダヤ系の人々の救済をした人々
ナチ崩壊後の新しいドイツの構想を立てていて人
ヒトラーら首謀者を暗殺しようと企てた人々
時系列に沿ってそれらの人々の行動や信念が語られていく

ユダヤ系の人たちだけでなく ナチに刃向かう者は
容赦無く凄まじい弾圧と拷問が行われたわけだが
この本に取り上げられた人々は それを臆するとなく
自分たちの良心に従って 自らの行動を決めていった

多くのドイツ人がナチスに逆らわずに
あるいは盲目的に受け入れてしまった時期に
良心の魂を持ち続けていたいた人々がいたことに
なんだか とても勇気付けられた気がする



この本の中にも 気づこうとしない同胞を憂いている彼らがいた
いつの時代もそうなのかな、、、
でも気づいていて 己の出来うる範囲で行動していた人がいたのだ
そのことに 私は勇気付けられる

そして彼らを支えていたのは 信仰心であったことにも感銘を受ける
宗教というひとくくりのオオモノは胡散臭いけど
その理念をどう受け取るかは個人の資質にかかっているわけだ
宗教を糧としてどれだけ 自分自身に向き合えるか、、、ということだ

私の尊敬する方が ナチスの収容所などの見学に行ったことを
その想いの深さを 初めて理解できた気がした

信念だよ 信念
流されることなく持ち続けたい良心
私は どんな時も失わずに生きていけるかな

そうありたいと願うけど、、、