ネパール旅行感想作文 ４

ネパールでヨガの修行中の連れ合いから電話があった

今日は　いつもと変わらない月曜日で
ヘルパーを三件まわりながら　旅行の後片付けやら
たまった洗濯やら雑用やらをした
昨日まで旅行していたなんて嘘みたい

どのお土産を誰に渡そうか考えながら整理するのも楽しい
明日の夜の講義までは　受験勉強はお預けにして
作文したり写真の整理をしたりしている
壊れたデジカメもＳＤカードに画像保存していたので
別のカメラにさしかえて　パソコンに落とすことができた
たくさん撮ったつもりでも　こんなものだったかなと思うくらいだ

ネパールのいくつかの街を歩いたわけだが
今の日本の街には消え去った風景がいくつもあった
その中で　一番印象に残ったのが
松葉杖をついている人たちだ
そして　そういった人たちは物乞いをしていた
また　子供たちにカメラを向けると「キャンディ！」と言われた
「ＮＯ　キャンディ」というと　その中で年長（5歳くらい）の子が
写真を撮るなとおいはらう素振りをした
また　どう見ても知恵おくれと思われる人も随分と目についた

目についたと言えば　野良犬が多くいた
どの犬も太ってはいない
自然に街の中に　人の生業の中になじんでいた
つながれていないから　ストレスがないのか
どの犬も　猫みたいにマイペースに過ごしていた

息子が物乞いをする人たちを見て
「あの人たちって　なんか風格があるみたいに見える」と言った
たしかに！！　なんかみんなどこか仙人みたいだった
与えられた境遇をそのままに受け止めて
多分　周りの人々からも　そにままに受け止められていて
物乞いがまさに彼らの生業となっているのだと思った

私には　ネパールの町々は本当にすべてが混とんとしているように感じられた
あらゆるものが　区別されないで共存している感じがした


・・・・・・

連れ合いの定年退職記念旅行ではあったけれど
私は　やはり娘や息子と行けたのがとっても嬉しかった
なかなか話すこともなかった娘と旅行できるなんて思ってもいなかったから・・・
すでに　彼らのほうが私の先を行っている
おうた子に教えられ・・・とはよく言ったものだ
思えば　私はこの子らによって親にならせてもらったんだと思う
形だけで親になってしまって　試行錯誤の連続だった
いまだに　なんだか自信のない私です・・・

かたつむりさんとジャンヌさんと耀さんをみていて　ふと思った
子らが泣きやまないと　美枝子さんが抱っこする
そうすると泣き止んで　美枝子さんはうれしそうな顔をした
なんか　あれで私　自信がなくなっちゃったのかな・・・なんてね・・・

連れ合いと娘は　本当に気が合うみたいで　笑
娘と息子も仲がいいし
うん　いい親子関係兄弟関係って素敵だねと思った
そうそう　夫婦関係も　すでに老境に入り
互いがまるで空気のような存在で　笑
これもまた　よしだろう
来年は　ヘルパーを減らして　連れ合いと旅行に行こうと思う